機動戦艦ナデシコ
1433話
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に疎いというのは知ってるけど、今それは聞いて欲しくなかったな。
大体、お前だってもう何年も会ってないけどツグミという恋人がいるんだ。それが久しぶりに会えばどうなるか……それが分からない筈はないと思うが。
それともそっち方面は疎いのか? まぁ、天才は色々と歪だという話を聞くし、そうであってもおかしくはないが。
それとも未だにスパロボOGs世界と連絡が取れないのを気にしているのか。
その気持ちは分からないでもないけど、連絡が取れない以上はどうしようもないんだけどな。
「シェリルは……そうだな、もう数時間もすれば来ると思う」
「うん? 一緒に住んでるんだから、一緒に来ればよかったんじゃないかい?」
「……今は魔法球で体力を回復させる為に休んでるよ。スレイもな」
そこまで言って、ようやく俺が何について言ってるのかを理解したのだろう。何とも言えない表情を浮かべて言葉を濁す。
まぁ、血の繋がった妹の情事について臭わせられれば、それも当然か。
ともあれ、昨夜どんな出来事が起きたのか理解したのだろう。薄らと頬を赤くしながら、フィリオは視線を逸らす。
そして見たのはライブ会場。
それを見て何とか気を取り直したのか、小さく咳払いをしてから口を開く。
「ん、コホン。それでどうかな? 期日までには間に合うと思うんだけど」
フィリオの言葉に、改めてライブ会場を見回す。
俺はこの手の作業に加わった事が殆どない。それこそ以前マクロス世界やマブラヴ世界で行われたライブでは、会場が完成した後に顔を出した感じだったし。
なので、これが具体的にどの程度工事が進んでいるのかは分からない。
だがそれでも、フィリオがここまで自信満々に告げているという事は、多分予定通りに工事が進んでいるという事なのだろう。
ライブが開かれるのは、確か半月後。正直、俺達が木連に行ってる間に開いても構わないと思ったんだが、何だかんだと結局こんな感じになったらしい。
いやまぁ、俺としては出来ればライブも見たかったから構わないんだけど。
最初は俺にライブを見て欲しいからこの日付になったのかと聞いたんだが、シェリルに笑い飛ばされてしまった。
何でもナデシコ世界の住人にきちんとこういうライブをすると十分に宣伝し、客を大勢集める為に必要なのがこのくらいの時間だったとか。
そう言われれば、俺が知ってるライブとかでも1年前からチケットを売ってるようなのもあるな。
まぁ、今回の件は急だったから、そこまで時間は取らないらしいけど。
時間を掛け過ぎると期待感が維持出来なくて熱が冷めるといったこともあるらしいから、その辺の調整が難しいとかなんとか。
……そこまで言ってから、少しだけ俺の為だと言われては、俺がシェリルを愛しく思って夜が一層激
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