Ammo07。吸血鬼と名探偵
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の舌。そこにある目玉模様に叩きこんだ。
そして、苦痛の雄叫びを上げるブラドにガンダールヴの速度で近づいて、俺は拳を握り締め、振り上げる!
「______歯ぁ、食いしばれよ、吸血鬼!
俺の筋肉はちっとばっか、響くぞ!」
そう言って、切れかかっていた雷神モードの出力を全て出しきって、素手でブラドの顔面を殴りつけた!
ドゴォォォォォ!
と、轟音が炸裂し、ブラドは倒れる。
蘭豹達を見ると唖然とした表情で俺を見ていた。
(説明どうするかな……)
よし、蘭豹達への説明は後回しにして、さっさとブラドを縛るか。
そう思ってブラドに近づいたのだが……。
俺はこの時、完全に油断していた。
ーーーーーー バシュー!
「え?何だ? 左肩が……痛い……なんだ、これ?」
「見させてもらったよ……昴君」
突然、大広間に男の声が響き渡る。
そして、その男は語り始める。
「はじめまして……というべきかな?」
コツコツと、床の大理石に足音を響かせて、近づいてくる。
「僕の名は……「シャーロック・ホームズ……なぜ『今』あらわれた?」……なぜ僕のことを知っているんだぃ?」
シャーロックの言葉を遮るように、話した俺の前に立つのは。
その瞼に閉じた瞳を見開きながらも質問をする男……もとい、イギリスの英雄にして世界最高&最強の名探偵。教科書にも載っているほどの偉人。
その歴史上の偉人が床に倒れた俺を見下すように見つめていた。
そう。俺達の前に。
シャーロック・ホームズが現れたのだ。
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