Ammo07。吸血鬼と名探偵
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のはかなり不便だが、人間、コミュニケーションの取り方は会話だけではない。
肉体言語。つまり、ジェスチャーや読唇術とかで相手と意識の疎通が出来るはずだ!
では、さっそく。
『初めまして』→これをジェスチャーでやってみよう!
うーん、初めまして……とりあえず、自分の方を指差してみるか。
人差し指で自分を差しながら、理子の顔を見てみた。
「……」
「……?」
「……」
うん、そうだよね。何も言わないで自分を差す奴がいても意味がわからないよな!
じゃあ、次は……もっと簡単な方法で。
人差し指に自分の唇に向けて理子を見た。
「……」
「……!」
おっ、目を大きく見開いてガン見してくれた!
これならいけるか?
「……」
「……(フルフル)」
理子は首を横に振ってイヤイヤをした。
がーん、だな。何か嫌われるようなことしたか?
……待てよ。冷静になってみよう。
突然、目の前に現れた奴が自分の唇に人差し指を向けて見つめてきたらどう思うか?
……。
……。
……ヤッチマッタ。
これ、どう見ても怪しい不審者じゃねえか!
イヤイヤ、違うんですよ! 理子さん!
キス魔とか、怪しい人物じゃないですから!
くっ、ジェスチャーはダメだな。
アレは難易度高い。
なら、読唇術はどうだ?
よし、覚悟しろよ理子。
S◯Kで鍛えた俺の読唇術を解くとみよ!
「……」
「……」
「……」
……うん、なんか話そうか理子さん?
口開けてくれないと、読唇できないですよ?
くっ、俺の読唇術を初見で破るとは、さすが理子りん、恐るべし。
「やはり、ロリータは格が違うな……」
そんなことを呟いたその時だった。
「ねえ、ロリータってなに?」
理子りんが答えてくれた!
「え? 理子さん、君、日本語わかんの?」
わかるなら、もっと早く言ってくれよ!
そして、俺は理子にロリータについて熱く語った。
ロリータだけじゃない、スク水やバニーガールの破壊力の凄まじさとか、いろいろと。
遠回しに、ロリータは個性。ロリータは最強の思想を植え付けた。
もしかしなくても、これは『教唆術』になるのか?
いや、まさかな……。
そんなしょーもない会話をした後、本題に入る。
「さて、理子。俺がここに来た理由だけどな……」
「うん、わかってるよ」
「おっ、何も言ってないのに伝わるとか、流石は理子だな!」
「理子にバニーガールの格好させに来たんだよね?
恥ずかしいけど、昴になら……いいよ?」
「バッ、ち、違げよ! お、俺は別にバニーガールなんて……」
いかん、幼児体型な理子りんにバニーガールとか、犯
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