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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第百五十五話 ヴァレンシュタイン艦隊の憂鬱
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と、クレメンツ提督は軽く微笑んだ。
「もう少し待ってくれないか、検討会に参加したいという方がいるのでね」
参加したい方? 一体誰だ? クレメンツ提督の言葉に疑問を抱いた時、会議室に入ってきた人物が居た。
「申し訳有りません、少し遅れましたか」
「!」
俺達は皆席を立って敬礼をした。入ってきたのはヴァレンシュタイン司令長官だった。
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