暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン handle a system
75北セントリア帝立修剣学院
[1/2]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
キリトがアンダーワールドに迷い混んで一年がたった。キリト、ユウキ、ユージオの三人はザッカリア騎士団からの推薦状をもらい北セントリア帝立修剣学院に入学していた。学院では入学時の試験により順位が決まる。現在の首席はユウキ、次席にキリト、三席にユージオが続く。整合騎士になるためには卒業するときに三席以上の成績を残しておかなければならない。
「ユウキ殿本日の手解きありがとうございます」
「いつも思うんだけどさ……何で二人とも貴族の出身なのに僕やキリト、ユージオに鍛えてもらってるの?」
学院の修練場ではユウキがウンベール・ジーゼックとライオス・アンティノスを鍛えていた。二人は上級貴族であるにも関わらず平民のユウキ達に修練を頼んできた。ユウキはともかくキリトやユージオより強いと思われる人物は二人いる。同じ上級貴族出身のラギア・クルファルドとクルペ・コーリネルだ。彼は入学試験で手を抜き十三席と十四席になっている事をユウキ達はしっている。その為何度か二人に鍛えてもらった方がいいと進言するが、『あの二人よりユウキ殿達に鍛えてもらった方がためになる』と絶対あの二人には頼まない。
「彼らのような貴族という階級をいい気に使っているような人に教わったところでなにも役にたちませんよ」
我々は知っての通り上級貴族の三等爵家に当たります。クルペ殿とラギア殿はその上の二等爵家です。上級貴族は皆の思う通り階級に鼻をかけ皆を禁忌目録の抜け道を探しては庶民を虐げています。幼い頃我々も貴族は偉いと教え続けられて来ました。そんなある日我々は整合騎士の乗る飛竜を見ました。整合騎士のなかでも特別な人物しか乗れない黒い飛竜。それを見たとき我々はまるで心が洗われたような気がしました。貴族が庶民を虐げるのは当たり前であると言うことは間違っている。我々は心の何処かでそう感じました。時が経つにつれ我々の中で今の貴族を変える必要があると言う考えが大きくなりました。だから我々は腐敗した貴族ではなく純粋な強さを求める貴方達に修練を頼んでいるのです。
次の日の安息日
ユウキは一人セントリア南の丘に来ていた。ここはユウキのお気に入りの場所だ。ラースの実験を手伝っているユウキはアンダーワールドの色んな場所を知っている。東の大門近くにある草原もユウキのお気に入りの場所である。ユウキがここに来ていた理由はたったひとつ昨日のウンベール達の話だ。ユウキがアンダーワールドの人達と話したのは今回のキリトの監視任務が初めてだ。それまではやれ西の地の生活を調べろだの、やれ貴族と庶民の生活の違いを調べろだのと調査任務ばかりでアンダーワールドの人達と話したことはなかった。今回話したことで彼らも人間と同じように悩んでいることを知った。
(……僕達がやろうとしてることって間違ってるのかなぁ……)
そう思えて仕方がないユウ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ