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101番目の舶ィ語
第ニ十一話。変わる日常
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語になって一緒に戦おう』の言葉は、とても、とても……嬉しかったんですから」

そう告げる理亜の声には穏やかさと……柔らかさが現れていた。
そう。そうなんだ。やっぱり俺にとって理亜は従姉妹であり、大事な、大事な妹の一人なんだ。
俺のことを『好き』でいてくれる……大切な女の子なんだ。
理亜がこれだけの勇気を見せたんだ。
だから、俺もちゃんとした返事をしないといけない。
理亜に伝えないといけない。
自分のことを。
自分の気持ちを全て。

「ありがとうな、理亜。
俺のことを想ってくれて、俺の妹でいてくれてありがとう」

「……兄さん?」

理亜は俺の瞳をじっと見つめてきた。

「理亜。俺はお前の気持ちには答えられない。その資格はない。
何故なら俺は……お前の知る兄じゃないからだ」

俺は理亜の瞳を見つめ返して、その瞳から目を逸らさないように。逸らしてはいけない気がして、ひたすら見つめ返した。

「……知っています。本当は別人だってことくらい、毎日見てれば解ります。
兄さんは本当はかなめさんの本当のお兄さんなんですよね?」

「知ってたのか?」

「はい。アリサさんから聞きました。ううん、聞かなくても解ります。兄さんのことならなんでも解ります。
妹ですから。大切な兄さんのことですから」

「それじゃ何故、俺に……」

「好き」なんて言ったんだ?

「なんででしょうね。……貴方の中に兄さんがいるから? ううん、貴方が兄さんと似ているから、かもしれません。
兄さんの姿をしているから、兄さんの魂がそこにあるから。ううん、やっぱり一番の理由は……貴方の近くで兄さんの存在を感じて……いたいから」

理亜はぎゅっと瞳を閉じる。
そして、理亜はその言葉を口にした。

「だから、私を貴方の物語にして、兄さんの側に居させてください」


キラキラリーン☆


直後、空気を読まないDフォンがいつもと違う派手な音を奏でた。

「あ……ふふ。なるほど、兄さんの物語になるってことは。心の奥が兄さんと繋がるってことだったんですね」

理亜はそう呟くと自分の胸をぎゅっと俺のお腹に押し付けてきた。
うっ、いかん。ヒステリア性の血流がまた流れてきた。
理亜の奴、意外にあるんだなぁ。
なんて動揺していると。

「あ、いけません、兄さん。そうやってすぐ鼻の下を伸ばしたら」

「いや、これは……理亜が」

「私のせいですか?」

「あ、いや……すまん、自重するから許してください」

「いーえ。兄さんにはおしおきが必要です」

さらにぎゅっと抱きついてきた理亜は、悪戯っ子っぽい笑みを浮かべると。

「兄さん」

「な、なんだよ?」

「私と、私の物語達をよろしくお願
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