災難日
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桂）銀時、言うとな、ここはお前の五年後の未来だ。
銀）は？何言ってんだよ。とうとうヅラまで逝かれたかよ？
桂）逝かれたとはどういう事だ！
つまり、俺たちが変わったのではなくて、お前が変わったのだよ。
銀）ふーん。まあ、わかった。ここは五年後って思えばいいんだな。
あとさ……。
桂）あと？
銀）なんで此処に天人がいる。
急に銀時からとてつもない殺気があふれだした。
桂）嗚呼、俺たちは負けたのだよ。
そしてその子は、お前が五年後で営んでいる万事屋、いわゆる何でも屋だ。それを一緒に営業している仲間だ。天人でも悪い奴ではない。殺気をしまえ。
銀）……負けたのか。
声のトーンが暗い。
銀）でさ、話変わるけど晋助。左目どうした？
高）失明したんだよ。
銀）いつ？
高）……戦時中だ。それも、終戦日に。
銀）なんか悪かったな。
……で、そこにそろっている人達も五年後の俺と知り合いってワケか？
桂）えーとな、銀時。あの眼鏡の子とチャイナの子が万事屋。
銀）嗚呼、俺が営んでいるっての。
桂）で、あの黒い服の奴らが真選組って言う物騒で馬鹿な幕府の狗どもだ。
ガダッ！
銀）幕府の狗だと?
桂）落ち着け！こいつらも五年後の仲間だ！俺らは恨んでいるが、お前は大切にしているんだ！
銀）はぁー。まあ、俺の周りは大した馬鹿の集まりってワケか。
高）類は友を呼ぶな。
銀）そーかよ。
新）あの……銀さん。
銀）ん？俺の事？
新）本当に僕たちの事覚えてないんですか？
銀）嗚呼、そうみたいだ。ワリィな眼鏡くん！
新）いや、新八です。
………神楽ちゃん？
銀）おめーも世話になってんだろ？
神）銀ちゃん。私の事キライアルか？
銀）………多分キライじゃないぜ。
神）ほんとアルか??
銀）嗚呼！金平糖くらい本当だ！
神）ヤホォい！やっぱ銀ちゃんネ！
新）金平糖くらいってどんくらいだよ。
ガラッ！
山）副長！薬物の検査終わりました！
土）どうだったか？
山）それが、本当に若返るだけなんですけれど、若返った人間が近頃いなくなっているんです。
だから、旦那も一応気をつけておいた方が良いと思うんですよ。
銀）旦那って俺の事？
山）うわっ！旦那本当に若返った！
銀）ははっ！で、俺どうすりゃいいの？
神）銀ちゃん一緒に江戸で遊ぶネ！折角ヨ！
土）ガキ共任せたぞ。絶対坂田から目ぇ離すなよ。
沖）土方さん。俺も旦那について行きまさぁ。
土）おめーは仕事あんだよ。
沖）いや、だってガキ共に任せんのは心配ですし、真選組の護衛として。
土）分かった、頼んだぞ。
桂）真選組！我々も手伝うぞ！
土）よし、じゃあ天人狩りでもするか！
沖）旦那ぁ、俺ぁ沖田総悟って言いまさぁ。よろしくお願いしやす。
銀）お！
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