宝探しゲーム
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
をやった感じだと、そんな単純じゃないような気がするけど・・・
『早速ルール説明を行いますが・・・その前にこちらをご覧ください!!』
テキパキと進行していくのかと思いきや、まだ何か不足しているものがあるらしく、競技名が映し出されていたビジョンに街の地図が大きく表示される。しかもその地図の中央に線が引いてあり、右側がA、左側がBとなっていた。
『二回戦の競技は街全体を使った競技ですが、トーナメントですので、二つに分断して行おうと思います!!各チームの代表による抽選でどちらに入るかを決めますので、それぞれ一名、前にお願いします』
それを聞いた瞬間、全員の目が大きく開いた。てっきり二回戦の相手は予選三位と六位のチームの勝った方だと思っていた。でも、今の話から行くと、どちらのステージに入るかは完全な運勝負・・・つまり、どことでも当たる可能性があるということだ。
「純粋なトーナメントじゃないのか」
「びっくりしたね」
「実はさっき決めたんじゃないの?」
「まさか・・・」
これにはレオンたちも驚きを隠せない。予選を二位で抜けたことで、リオンさんたちと当たるのは決勝になるものだとばかり思っていたから、次に対戦するかもしれないという緊張感が襲ってくる。運営側も性格悪いな・・・盛り上げるためなのかはわからないけど、やられる方としては堪ったもんじゃない。
「誰が行く?」
「レオンでいいよ」
「だね、レオンが出たがってたんだもんね」
「うん。それがいいと思うよ」
運命のくじを誰が引くのかはすぐに決まった。元々この大会に意欲を示していたのは彼なんだし、適任はレオン以外にはいないだろう。
「わかった。任せてよ」
選ばれた少年は一度うなずくと、司会者の元へと歩いていく。他のチームもくじを引くメンバーを即座に決めており、四人の選手が魔水晶ビジョンの前へと集まっていた。
「お願いだからあのチームだけは引かないでよ・・・」
「「「??」」」
予選の順位で引いていくらしく、まずはリオンさんがくじの入った箱に手を入れている。そんな中、両手を強く握り合わせ、神に祈るように瞳を閉じている少女は、何かを強く祈っていた。
『人魚の鱗!!B!!』
祈る少女を横目にどこのチームと戦うのかを見るために視線を戻す。リオンさんたちはBを引いたか・・・レオンは?
『小さき魔術士!!A!!』
これにより、二回戦でのリオンさんたちとの対戦はなくなった。それを見てホッと一息つく俺とウェンディとソフィアだったが、シェリアは目を閉じたまま動かない。それどころか、その体にはさらに力が入っているように見えた。
『最強戦士
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ