機動戦艦ナデシコ
1432話
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そこの都市艦と合体出来ると言われても、不思議と納得してしまうのは俺だけではないだろう。
……これ以上考えるのは止めておいた方がいいか。何だか深く考えれば考える程それが現実になりそうだ。
残念そうな表情を浮かべているエリナだったが、この件に関しては本当に俺ではなくエザリアとの交渉を頑張って貰うしかない。
「……そう」
少しの沈黙の後、エリナが短く呟く。
まぁ、これまでもエザリアと色々話をしてきたんだから、どれくらい強敵なのかというのはエリナも理解しているのだろう。
シャドウミラーで武力のラスボスが俺で、技術力のラスボスがレモンなら、エザリアは政治力のラスボスだ。
……戦争は政治の一つだというのを考えると、実はシャドウミラーの真の支配者はエザリアじゃないのか? ああ、いや。でも何だかんだとシャドウミラーが軍事国家である以上、最終的にはやっぱり俺になるのか。
「ま、頑張ってくれ。そもそも、まだ異世界間貿易の条約も結んでないんだから、そっちを先にした方がいいと思うけどな」
「そうね、それも考えないといけないのよね」
色々とやるべき事があって悩むエリナだが、そういう意味では俺も負けてはいない。
まず今回の件の最大の収穫である生産プラントをきちんと動かせるようにしないといけない。それも、出来れば技術班が使っている魔法球ではなく、別の魔法球を用意してだ。
生産プラントの数を考えると、下手に技術班の使ってる魔法球に生産プラントを設置すると、向こうが狭くなるしな。
その辺を考えれば、やっぱり別の魔法球を用意するのが最善の選択だろう。
特に今は魔法球に組み込んでいた時の指輪も外してるから、特に何か設定をする必要はないし。
そんな事を考えつつ……俺達は木連から帰還する。
いや、帰還自体はシステムXNで1分と掛からず終わるんだが。
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