外伝〜最後の特別実習〜
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帯に突如現れた”大樹”に突入する時刻は明日の11:00だ。それまでに各自準備を行った方がいいだろう。”特務支援課”の方には俺から連絡をしておく。なので現地で合流し、共に作戦を開始するといいだろう。」
「はいっ!!」
ヴァイスの言葉に”Z組”は全員頷いた。
「みんな……絶対絶対無事に帰ってきてね!」
「クロウの事は本当に残念だったけど…………君達は必ず無事に生きて帰ってくるんだよ?」
そしてトワとジョルジュは心配そうな表情でアリサ達を見つめて言った。
「任せて下さい!」
「フン、逆にその”特務支援課”とやらが俺達の足手纏いにならなければいいがな。」
二人の言葉を聞いたアリサは頷き、ユーシスは鼻を鳴らし
「アハハ…………でも話を聞く限り、その”特務支援課”って所の人達の方が凄そうなんだけど……」
エリオットは苦笑しながら言い
「―――もし武器や治療薬を新調したいのならトリスタの町郊外に展開しているメンフィル軍の陣を訪ねてみてください。私の一存で軍に保管されてある予備の武器や医薬品を貴方達に無料で分けるように指示しておきます。」
「……それは助かる。なんせ相手はあの”赤い星座”の”赤の戦鬼”や”血染め”なんだから、今の装備では心許ないし。」
「……僕達の為にわざわざありがとうございます。」
プリネの申し出を聞いたフィーは静かな口調で呟き、マキアスは会釈をした。
「―――プリネ姫。サラ・バレスタイン以下特科クラス”Z組”は明日の決戦の準備のために失礼してもよろしいでしょうか?」
「ええ、構いません。レーヴェ、先に陣に戻って兵達に私の指示――――トールズ士官学院特科クラス”Z組”の方々が訪ねた時、軍にある予備の武器等を彼らに無料で分け与える指示を伝えてもらっていいかしら?それとアルゼイド子爵。艦長として色々する事が多いでしょうから、今から”カレイジャス”に向かってもらっても構いませんよ。」
サラに尋ねられたプリネは頷いた後レーヴェに視線を向け
「ああ。―――それでは俺はこれで一端失礼する。」
「ハッ!―――失礼します!」
レーヴェは頷き、ヴィクターは敬礼した後会議室を出て行き
「ミュラー、アルゼイド子爵を”カレイジャス”まで案内してあげてくれ。」
「……わかった。」
オリヴァルト皇子に指示をされたミュラー少佐も会議室を出て行き
「――――それでは失礼します!」
サラとZ組の面々も続くように会議室を出て行った。
「オリビエ。お前達はどうするつもりだ?」
サラ達が出て行くとヴァイスはオリヴァルト皇子を見つめて尋ね
「……よければヘイムダルを制圧する際、ボク達も加えてくれないかい?内戦を止める為に集め
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