外伝〜”放蕩皇子”オリヴァルト・ライゼ・アルノール〜
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れ以上余計な事を教えないで頂きたいっ!」
ヴァイスの言葉に本気で悔しがっている様子のオリヴァルト皇子を見たミュラー少佐はヴァイスを睨んで怒鳴り
「エリオットよ!あのような女を侍らしている男に決してなるでないぞ!?」
「ええっ!?無理無理無理!僕にはそんな事、絶対できないから!?」
さらに真剣な表情で叫んだオーラフ中将の言葉を聞いたエリオットは驚いた後首を何度も横に振って答えた。
「フム……しかしお前のその中性的な容姿なら、”その筋”を好む女性達には可愛がられ、愛されると思うぞ?」
「ええっ!?」
そしてヴァイスに言われたエリオットは驚き
「た、確かに言われてみれば…………」
「エリオットの可愛らしい容姿なら十分にありえる。しかも声もどっちかというと女性だし。」
「アハハ…………」
アリサは冷や汗をかいてエリオットに視線を向け、フィーは静かに呟き、エマは苦笑し
「ちょっと!?それはどういう意味だよ!?僕って、そんなに男らしくないの!?」
3人の言葉を聞いたエリオットは焦った様子で叫び
「エリオットよ!決してそこらの馬の骨の女に騙されるでないぞ!?」
「父さんも本気で心配しないでよ!?」
真剣な表情で叫んだオーラフ中将の言葉を聞いたエリオットは必死の表情で叫び
「中将…………」
「フフ……相変わらず親馬鹿ですな……」
オーラフ中将の様子を見たナイトハルト少佐は片手で頭を押さえ、ゼクス中将は口元に笑みを浮かべ
「セドリック。貴方も他人事じゃないわよ?」
「ア、アルフィン!?」
アルフィン皇女に真剣な表情で見つめられたセドリック皇子は驚きの表情で声を上げ
「フム……確かに言われてみればセドリックのその容姿なら年上のレディ達にウケる事、間違いなしだね♪」
「兄上まで!?」
からかいの表情のオリヴァルト皇子に見つめられたセドリック皇子は再び声を上げた。
「…………色気に騙されない為に、ある程度成長して来たら”女”を教える為に娼館に連れていって体験させた方がいいかもしれんな……」
「フム……それは良い提案だね♪」
「もう、ヴァイス様ったら…………セドリックはアルノール家の跡取りなのですから、せめて最高級の女性を用意してあげてくださいよ?」
その様子を見たヴァイスは考え込み、オリヴァルト皇子は笑顔で頷き、アルフィン皇女は溜息を吐いた後、真剣な表情でヴァイスを見つめ
「ちょっと!?3人共、僕を置いて滅茶苦茶な相談をしないで下さいよ!?」
3人の会話を聞いたセドリック皇子は慌てた様子で声を上げ
「この阿呆は…………!」
「オリヴァルト殿下……お戯れはそこまでにしてください……
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