外伝〜”放蕩皇子”オリヴァルト・ライゼ・アルノール〜
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たレーヴェの話を聞いたオリヴァルト皇子は頷き、ゼクス中将は目を伏せて黙り込んでいた。
「”ハーメルの民”!?」
「まさか…………”ハーメルの悲劇”で生き残った民がいらっしゃるのですか!?」
一方セドリック皇子とアルフィン皇女は驚き
「なっ!?」
「まさかお二人は…………」
二人の反応を見たミュラー少佐は驚き、オーラフ中将は信じられない表情をし
「………………一体どこでその話を?」
オリヴァルト皇子は呆けた後真剣な表情で二人を見つめて尋ねた。
「――――俺が教えた。クロスベル問題の詳しい内容や、”鉄血宰相”の抱えている闇やお前がしようとしていた事なども全て含めてな。」
「………………なるほど、君が…………おや?君は確か宰相殿の………………どうして君までそこにいるんだい?」
ヴァイスの答えを聞いたオリヴァルト皇子は納得した表情でヴァイスを見つめた後、クレアに気付いて目を丸くし
「なっ!?貴女は……!」
「”鉄血の子供達”の”氷の乙女”!何故貴女がそこにいるのだ!?」
「それに”光の剣匠”殿まで……!」
ミュラー少佐とゼクス中将は驚きの表情でクレアを見つめ、オーラフ中将は驚きの表情でヴィクターを見つめた。そしてヴァイスとプリネは二人の事情をそれぞれ説明し、説明を聞き、ヴィクターの説明を聞いたオリヴァルト皇子達は納得していたが、クレアの事情を知るとはそれぞれ固まった!
「ば、馬鹿な……!?そんな普通ならあり得ない方法であの”氷の乙女”を寝返らせただと……!?」
我に返ったゼクス中将は愕然とした表情をし
「〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜」
(同情するぞ……何度も自分の情事を他人に話されているようなものだしな……)
クレアは顔を真っ赤にした顔を俯かせ、ラクリールは同情の視線でクレアを見つめ
「いや〜、さすがに今のはボクも驚いたよ♪まさか彼女とそんな羨ましい関係になって、寝返らせるなんて♪さすがだよ、ヴァイス!ボクも見習わないといけないようだね♪」
「それ以前にもっと見習うべき事があるだろうが、この阿呆!」
オリヴァルト皇子は笑顔で答え、オリヴァルト皇子の言葉を聞いたミュラー少佐は怒鳴ってオリヴァルト皇子を睨んだ。
「ハッハッハッ!残念ながら女性の”全て”をわかっていないお前では無理だな。大方まだ一人も抱いていないのだろう?」
オリヴァルト皇子の言葉を聞いたヴァイスは笑った後口元に笑みを浮かべてオリヴァルト皇子を見つめ
「クッ……!確かに君の言う通りだね……!愛の伝道師であるにも関わらず、”真なる愛”を知らぬとは何たる不覚……!」
「ヴァイス殿!この阿呆にこ
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