外伝〜トールズ士官学院の未来〜
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「ええっ!?」
「馬鹿なっ!?生身でアレを破壊しただと!?あ、ありえん……!?」
「それに機甲兵の隊長機には”第5開発部”が開発した”リアクティブアーマー”があったわよね……?それを貫いて機甲兵を全て破壊するなんて…………」
「一体どれだけ凄まじい火力で破壊したんだろうね〜?ガ―ちゃんでも傷一つつけられなかったのに……」
「伝説以上の化物だな…………」
「アハハ〜……本当に”槍の聖女”って凄いですね〜…………」
「そしてあの”リアクティブアーマー”すらも貫く手段を持っているメンフィル帝国…………ホントに規格外な国ね。」
リアンヌの答えを聞いたエマとユーシスは驚き、アリサは考え込んだ後信じられない表情をし、ミリアムは考え込みながら呟き、マカロフ教官は目を伏せて呟き、トマス教官は表情を引き攣らせ、サラは真剣な表情でプリネ達を見つめた後溜息を吐いた。
「色々と話がそれたが……―――プリネ姫。結局この”トールズ士官学院”はどうなるのですか?」
そしてヴァンダイク学院長がプリネを見つめて尋ねるとその場に静寂が訪れた。
「―――こちらとしても歴史ある学び舎をわざわざ潰して、別の施設等を建てるような手間はかけたくありません。基本、今まで通り授業をしてもらって構いません。ただし、一部の授業は色々と変更する事になりますから、本格的な変更は来年度となると思います。ちなみに、今後はエレボニアの時のようにメンフィル、クロスベルの連合側からそれぞれ学院側に経営金を納めます。なお、今後はメンフィル、クロスベルからさまざまな仕事の紹介を今後卒業する学生たちにする予定となっています。―――無論、メンフィルとクロスベル……どちらかの”軍”へ入隊希望がある学生も歴史ある”トールズ士官学院”の卒業生という事で入隊試験を免除して、見習いとして入隊が可能となります。」
「……………………」
プリネの答えを聞いたヴァンダイク学院長は目を伏せて黙り込み
「授業が変わると仰いましたが……具体的にはどのように変わるのですか?」
ハインリッヒ教官はプリネを見つめて尋ねた。
「―――まずは歴史学ですね。戦争終結後は今後変わる事になるエレボニアの歴史に加えてメンフィルとクロスベルの歴史も学ぶ事になります。」
「あ、あの〜……いくら何でもその場合だと僕一人ではとても務まらないのですが……メンフィルとクロスベルの歴史に関しましては僕は全く詳しくありませんし……」
プリネの説明を聞いたトマス教官は手を上げて冷や汗をかきながら尋ねた。
「無論、メンフィルとクロスベルの歴史学につきましてはそれぞれの国が教官を用意します。」
「そうなるとエレボニア、メンフィル、クロスベルの3国の歴史を学ぶ事になるか
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