外伝〜トールズ士官学院の未来〜
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し……」
そしてベアトリクス教官は真剣な表情でプリネを見つめて尋ねた。
「カルバードと……ですか?―――現時点でカルバードも領有している地域の約7割を我々連合側によって制圧され、風前の灯です。滅び行く国と領有権を争う必要はないかと思いますが。」
「馬鹿なっ!?カルバードまでもうそんなに侵略されているだと!?」
「し、信じられませんね…………」
「下手をしたらエレボニアとカルバードが同時に歴史から姿を消しそうですね〜…………」
プリネの答えを聞いたナイトハルト少佐は驚きの表情で声を上げ、メアリー教官は信じられない表情をし、トマス教官は大量の冷や汗をかきながら呟いた。
「あ、あの、皇女様!私からも聞きたい事があるのですけど、よろしいでしょうか!?」
その時トワが手を上げて心配そうな表情でプリネを見つめ
「どうぞ。」
「そ、その……クロウ君とアンちゃん―――――”帝国解放戦線”リーダーのクロウ・アームブラストと”ログナー侯爵家”の息女のアンゼリカ・ログナーはどうなったのですか……?」
「トワ……」
心配そうな表情で尋ねたトワの言葉を聞いたジョルジュは複雑そうな表情になった。
「アンゼリカ・ログナーに関しましては自ら連合側に降伏し、敵対しないと意思表示をした上、今後ルーレの為に自分も働きたいと申し出た為、彼女は現在屋敷を出てホテルで待機していますよ。」
「よ、よかった〜…………アンちゃんが無事で……」
「ゼリカさん…………」
プリネの答えを聞いたトワは安堵の溜息を吐き、アリサは複雑そうな表情をした。
「それでクロウはどうなったのですか……?」
その時ジョルジュは真剣な表情で尋ねた。
「――――”帝国解放戦線”リーダー……コードネーム”C”と呼ばれたクロウ・アームブラストは私が討ち取った。」
「――加えて、機甲兵を操る”帝国解放戦線”のメンバーは全て殲滅しました。」
「!!!そ、そんな…………」
「クロウが死んだなんて…………どうしてこんな事になったんだ………?」
「ち、父上がクロウを…………!?」
「………………………」
ヴィクターとツーヤの答えを聞いたトワは悲痛そうな表情をし、ジョルジュは辛そうな表情をし、ラウラは信じられない表情をし、サラは他のZ組の面々がそれぞれ驚きや信じられない表情をしている中、目を伏せて黙り込んでいた。
「あ、あの……でも確かクロウさんはき……いえ、通常の機甲兵より遥かに強力な機甲兵を操縦していましたけど……一体どうやって生身で勝ったのですか……?」
そしてエマは不安そうな表情で尋ね
「機甲兵――――”騎神”についてはアルゼイド子爵と協力し、この私が破壊しました。」
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