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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
第9話貴公子の正体
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シャル「そうなんだ。それで話を戻すけど男装したほうが注目を浴びるからいい広告塔になるからと…」

聖成「まだあるのか?」

シャル「男装をしたほうが日本で出た、特異ケースも接近しやすい…、可能であれば機体データと本人データを取ってこいってね…」

聖成「つまり俺…または一夏のデータを盗んでこいってことか…」

シャル「そうなんだ…」

その言葉を発した時のシャルルの表情を見た瞬間、聖成の怒りが爆発した

聖成「聞いてる限りだがざけんじゃねよ…、親が子の自由を奪うことをしていい訳がないだろ…。それはもう親でもなんでもねぇよ!さらにばれたら強制帰国なんて馬鹿言ってんじゃねぇ!」

シャル「えっ…」

聖成「それに学園の特技事項《本学園に生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属しない。本人の同意がない場合、それ以外の外敵介入は原則として許可されないものとする。》つまり三年間は国は手出しはできんから無事に過ごせるが…問題はその後なんだよ」

シャル「なんでこんな僕のためにそこまでしてくれたり怒鳴ってくれたりするの?」

シャルルはなぜ自分のため怒鳴ってくれたか不思議でしょうがなかった

聖成「俺は幼い時に親を事故で亡くした…、いや正確には事故に見せかけた殺人にだが」

シャル「えっ…、ごめん。聞いちゃ悪いこと聞いちゃったね…」

聖成「いいんだよ別に。俺の親の話だが、話せば長くなる…」








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俺の両親は2人とも科学者だった

なんの研究をしていたかというと父の思い付きでアニメや小説に出てくる架空のロボットの再現しようってことになったんらしい

それを言い出したのは俺が生まれる5年前の話でその5年後の俺が生まれた日の1週間後に設計図が完成した

ただしその事が政府や軍にばれてその設計図を渡せと言われたけど父と母は渡さなかった

思うように行かなかった政府はその数日後に研究所に爆弾を仕掛け爆発させた

そこで…2人とも巻き込まれてなくなったんだって

その時まだ生まれて間もない俺は祖父に引き取られ暮らしていた

さっきの設計図どうなったかというとその事件から数年後…例のごとく束さんからISの発表された

それで祖父はその設計図のものを小さくしようとしてISのサイズに隠れて設計し直した、しかも動くはずのない男の俺の専用機として

それこそが『零騎士』なんだ…、しかしその祖父も去年亡くなった


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聖成「これが俺の真実さ…、だから俺の考えは親のいる空間ってのが幸せであってほしいって思う
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