第三十一章
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その状況でだ、ドライブ達に言うのだ。
「そして楽しませてもらう」
「そうか、それじゃあな」
「また会おう」
「その時にまた倒してやる」
ドライブはスサノオを見据えて宣言した。
「楽しみにしていろ」
「その意気こそ面白い、人間のな」
「あんたは人間が見たいっていうのは知ってるが」
「その通りだ、これからも見せてもらう」
「なら何度も倒してやる」
「そうさせてもらう」
最後にこう言ってだった、スサノオは。
全身からこれまで以上に火花と炎を吹き出しそのうえでだった、マシンごと爆発を起こしそうして姿を消した。闘いはこれで終わった。
闘いが終わりドライブは屋上に着地した、そうして言うのだった。
「長い戦いだったな」
「うむ、今回の戦いもな」
「しかし俺達の戦いはまだ続くんだな」
「そうだ、人間と神との戦いはだ」
「仮面ライダーの宿命か」
「受けて立つな」
「仮面ライダーになったからな」
それならとだ、ドライブはベルトに答えた。
「あいつの気が済むまでやってやるさ」
「では私も共に戦おう」
「そうしてくれんだな、ベルトさんも」
「私もこうした姿になったが人間だ」
それ故にというのだ。
「共に戦おう」
「わかった、じゃあこれからも頼むな」
「うむ、ではな」
二人で話して誓い合った、これからも共に戦うことを。その話が終わった時に屋上に入る扉が開いてだった、仲間達が来た。そのうえで勝利を祝い合うのだった。
戦いが終わりライダー達はタワーを離れ署に帰った、ここでユグドラシルから来たライダー達は泊達に言った。
「じゃあまたな」
「ああ、何かあったらな」
「一緒に戦うことになるからな」
それでというのだ、葛葉が泊に応える。アーマーライダー達はそれぞれのバイクに乗っていて泊達は見送りに来ている。
そしてだ、葛葉は自身のバイクに乗りヘルメットを両手に持ちながら泊と話しているのだ。
「これからも宜しくな」
「こっちこそな、スピード違反には気をつけてな」
「帰るな」
笑顔で話してだった、葛葉達はそれぞれの場所に戻っていった。そしてハート達もだ。
まずはハートがだ、泊に言った。
「必要な時は俺の携帯か私用電話に連絡してくれ」
「そしてだな」
「呼んでくれ」
こう言うのだった。
「何時でもな」
「洸汰達と同じことを言うな」
「同じじゃないのか?」
ハートは泊に笑って返した。
「俺達は仮面ライダーじゃないがな」
「ああ、人間だな」
「そうだ、ロイミュードという人間だからな」
それ故にというのだ。
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