第2章 魔女のオペレッタ 2024/08
14話 咎人問答
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命の碑に姿を現していたならば、話は一足飛びに進展するだろう。思ってもみない好転だ。逃す手は在り得ない。
階段を飛び出して、ひたすら巨大な冷たい一枚板を目前に、荒げた息を整えながら周囲を見渡す。
やや驚愕に染まった表情や、怪訝そうに眉を顰める表情が僅かに俺へと向けられたが、それらはどれも違う。ピニオラではない。
或いは、門の外に出た人混みに紛れているのではないかという一縷の望みに賭けて踏み出す、その瞬間であった。
ほんの一瞬の出来事。
両脇からするりと伸びた細い腕は胸に伸ばされ、何者かにしがみつくように背中に抱き付かれる。
俺の索敵スキルにさえ感知されずに接近し、一瞬で背後をとったプレイヤーに既視感と驚愕を同時に刻み込まれる。虚を突かれて完全に動きを止めた俺を余所に、視界の裏側からは楽しそうな笑い声が耳朶を撫でた。
「くふふ、お久しぶりですぅ。逢いたかったですよ〜? リンさ〜ん?」
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