装甲車両解説(日本編)その2
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外部の視察や射撃を行えるようになっている。
また乗員室上面には左右開き式の大きな円形ハッチが設けられており、ここから外部を視察したり、
前方に備えられている折り畳み式の防盾付き機関銃マウントに武装を装着して射撃を行うことができる。つまり乗員が天井ハッチから身を乗り出して、5.56mm機関銃MINIMIや62式7.62mm機関銃、01式軽対戦車誘導弾などの火器を使用できる設計になっている。
一部の車両には、
車体上面ハッチに全周旋回可能なターレットと防楯付き銃架が取り付けられており、MINIMIや89式小銃を据え付けて射撃することができる。
ターレットの下にはブランコのような形をしたベルトが取り付けられており、
射手はここに座って射撃を行う。また、
上面ハッチ全周をカバー可能な装甲板の追加。機関銃手をワイヤートラップから保護するためのワイヤーカッターの追加。防弾ガラスを7.62mm小銃弾(普通弾)に抗たん可能なものに変更する等、
様々な改良が加えられている。
本車は現用AFVで必須となっているNBC防護システムを装備している他、陸上自衛隊のAFVとして初めてエアコンを標準装備した車両でもある。
また2005年度以降に導入された軽装甲機動車では、細部に改良が施されている。
乗員室側面と後面の窓は防弾性が向上しており、車体後面にはスペアタイアと燃料携行缶用ラックの取り付け具や牽引フックが新設されている。
軽装甲機動車は用途に応じて細部の装備が異なっており、
陸上自衛隊の車両には以下の5種類のヴァリエーションが存在する。
☆中隊長車
通信機能を強化するため、車内に大型無線機を搭載している。アンテナ・マストも大型のものが用いられ、右側アンテナの取り付け位置が運転席ドアの上方に移動している。車両によっては、車体の左右側面後部に4連装の発煙弾発射機を装備している。
☆小隊長車
車体の左右側面後部に、それぞれ4連装の発煙弾発射機を装備している。車両によっては、右側アンテナの取り付け位置が運転席ドアの上方に移動している。
☆機関銃搭載型
乗員室上面の円形ハッチの前方に、防盾付き機関銃架を介して5.56mm軽機関銃MINIMIを装備している。
☆対戦車ミサイル搭載型
乗員室上面の円形ハッチから01式軽対戦車誘導弾(略称:軽MAT)の射撃を行うため、射界の妨げにならないよう乗員室上面に装備品を取り付けていない。
☆偵察型
機関銃搭載型と同じく5.56mm軽機関銃MINIMIを装備し、
乗員室上面後部に大型ラックを設けている。また中隊長車と同じく車内に大型無線機を搭載し、右側アンテナ取り付け位置も運転席ドア上方に移動している。
部隊では、汎用車である1/2tトラック(通称ジ
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