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ゲート 代行者かく戦えり
装甲車両解説(日本編)その2
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サスペンションはトーションバー(捩り棒)方式が採用されており、
タイアは車内から空気圧の調整が可能で若干の被弾であれば走行が可能である。


後部乗員室後端部の後部ハッチの両脇上部に左右各1基のベンチレータ(換気装置)を備える。また、
NBC兵器防護のための空気清浄機も搭載されており、作動時には空気配管とガスマスクの付属品であるゴムホースを介して、各人が装着するガスマスクに直接、
清浄な空気を供給できる。ベンチシート後端の足元にあたる部分に左右各1基のヒーターがあるが、
クーラーは装備されていない。


内部容積は73式装甲車と比較して広くなり、後部ハッチと床面部分をのぞくほとんどの内面にクッション材が内張りされたことで、車内の居住性と静粛性が向上した。なお、移動間は分隊長・車長などが交代で車両上部から周囲の安全確認を行わなければならない。近年では操縦士用のワイヤーカッターや、キューポラの左右に上半身を保護する装甲板を追加するなどの改修が行われている。


後部乗員は車体後方の油圧式ランプドアから乗降する。これは車内外から操作可能で、エンジン停止時でも乗降できるよう、片開きの手動ドアも取り付けられている。最後部には車両牽引用のフック、
トレーラーなどに電気やブレーキ用圧縮空気を供給するソケット、弁があるが、
本車が牽引するためのトレーラーなどの車両は採用されていない。


RWSを備え付けているので、回しハンドルによる旋回俯仰、
倍率なしペリスコープのJM1照準潜望鏡、
電気作動による機械式の引き金で車内から遠隔操作できる。
RWSは、軍用装甲車などの装甲戦闘車両や軍用船舶に装備されている遠隔操作式の無人銃架・砲塔の事を指す。兵士は車内から搭載カメラの映像を見ながら操作を行い、敵弾に身を晒す事無く安全に攻撃を行う事ができる。搭載カメラには暗視装置が装備されている物が多く、偵察・監視任務にも適している。


車両後部には左右各1基の4連発煙弾発射機が装備されている。
また、73式と同じく70式地雷原爆破装置(地雷原の啓開器材)を車体に搭載することが可能になっている。自衛隊特地派遣部隊が現地に持ち込んだ車両の一つであり、現地では駐屯地や勢力範囲外の場所(危険性が予測される場所)での自衛官などの輸送に使用されている。






「軽装甲機動車」(2800両)

全長:4.4m

全幅:2.04m

全高:1.85m

重量:4.5t

装甲:圧延鋼板・防弾ガラス

主武装:62式7.62mm機関銃または5.56mm軽機関銃MINIMI(4800発)

エンジン:いすゞ 4ストローク直列4気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル

最大速度:100km/h

航続距
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