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ゲート 代行者かく戦えり
装甲車両解説(日本編)その2
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闘室には車長、砲手、装填手が搭乗する。車体後部は弾薬庫兼多目的スペースとなっている。車体後面には乗降も可能な弾薬搭載用のドアが設けられている


砲塔は、前部が楔形形状を持つ鋭角的な形状を採用し、また、要部には中空式の増加装甲を取り付けている。砲塔には、
国産の52口径105mmライフル砲および7.62mm同軸機銃を備え、砲塔上部には12.7mm重機関銃M2を搭載する。砲塔両側面には4連装発煙弾発射機がそれぞれ装備される。後方から見て、砲塔中央におかれた砲の右側前方に砲手、その後ろに車長が位置する。砲を挟んで左側には装填手が位置する。砲塔後部は砲弾ラックである。


砲塔に自動装填装置は採用されず、人力装填のみとなっているが、これは、砲塔設計時のレイアウトや重量との兼ね合いから装填装置の搭載が断念されている。
砲塔前面の左右にはレーザー検知器が装備されているが、
これは全周に対する警戒能力はなく、
検知域は前方180度と側方の一部のみである。


後方から見て砲塔上部中央の右側には、
車長用の全周視察装置つきハッチが設けられている。この前方に大きなフードのついた砲手用サイトが装備される。中央部にはGPS、左側に装填手用ハッチ、この前方には全周旋回サイトが置かれる。また、砲塔後部に起倒式のタレス社製環境センサが置かれる。


機動戦闘車の主砲は、74式戦車の主砲であるイギリスの王立造兵廠製の51口径105mmライフル砲L7をベースに、日本製鋼所が新たに開発した52口径105mm低反動ライフル砲である。
主砲射撃時の反動を吸収するため、砲身先端には多孔式の砲口制退機が装着されている。砲弾は74式戦車の主砲と同じく93式105mmAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)と、91式105mmHEAT-MP(多目的対戦車榴弾)を使用することが可能である(共にダイキン工業製)。


砲身が1口径延長されており、また、ライフリングに合わせて螺旋状に開口された多孔式マズルブレーキを備える。後方から見てこの砲口付近の左側に砲口照合装置が設置されている。対となるレーザー送受信部は防盾左側上部の開口部に設けられている。この下部に同軸機銃孔が開いている。砲を挟んで右側には砲手用の直接照準眼鏡が装備される。本車は10式戦車から反動の制御技術、FCSなどの技術が流用されており、
側面方向に砲を指向しつつ走行と射撃が行える。


本車両の武装に105mm砲を採用したのは、
74式戦車の弾薬を転用するためである。
現代では技術の進歩によって105mm砲用APFSDSの性能は飛躍的に向上しており、
ベルギーで2002年に開発されたM1060A3は侵徹力が460mmに達している。これは90式戦車で使用されているJM33の原型であるDM33に匹
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