装甲車両解説(日本編)その2
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7.62mm徹甲弾に対抗できるアップグレード・キットの装着も可能である。
床下には容量380リットルの燃料タンクと容量300リットルの飲料水タンクが備えられており、これは10名の完全武装の兵員が3日間行動できるよう計算されたものである。エンジンは車体最前部のボンネットに収納されており、変速機や冷却装置と一体になったパワーパックとして容易に交換できるようになっている。
ボンネットの後方は操縦室となっており操縦室内には右側に操縦手、左側に車長が搭乗する。操縦室の前面と左右側面には防弾ガラスの入った大きなウィンドウが設けられており、
良好な視界が確保されている。各ウィンドウには装甲シャッターなどは備えられておらず、銃弾が飛び交うような最前線での行動があまり考えられていないことが分かる。戦場での防御力よりも、長距離移動時の操縦し易さが優先されているからだ。
座席は諸外国のAPCで一般的なベンチシートではなく、1名1名に独立した乗用車級の高級シートが与えられている。これも、長距離移動時の疲労軽減を重視した結果である。兵員室の内部は広く床から天井までは1.5mあり、
向かい側の席の兵員の膝とは20cm以上の距離を確保している。更に車体の側面や床下には非常に多くの収納スペースが設けられており、徹底して居住性を重視していることが窺える。兵員の乗降は基本的には兵員室後面のドアから行うが車体上面にも5カ所にハッチが設けられており、前方中央のハッチには5.56mmまたは7.62mm機関銃を装備することもできる。
「NBC偵察車」(80両最終的に120両調達予定)
全長:8m
全幅:2.5m
全高:3.2m
重量: 約20t
主武装:12.7mm重機関銃M2(1500発)
エンジン:水冷4サイクルターボチャージャー付きディーゼル
最大速度:95km/h
NBC偵察車は、陸上自衛隊のNBC(核・生物・化学)兵器対処用の装輪装甲車(NBC偵察車両)である。
軽装甲機動車や中距離多目的誘導弾と同様に、制式化ではなく部隊使用承認の形で採用されているため、○○式という名称は付けられていない。陸上自衛隊の、
NC(核・化学)兵器対処用の装備である化学防護車と、B(生物)兵器対処用の装備である生物偵察車を一本化したNBC兵器対処用の後継車両であり、化学科に配備される。特地に送る予定は今の所ない。
NBC兵器による広域にわたる汚染地域などの状況を検知・識別機材などにより偵察を行い、必要な情報を収集する事で早期に状況を解明し、
適切な対応を取る事で影響・被害を抑える事を目的に開発された。4軸8輪の大型装甲車両で、前任装備である化学防護車の全長6.1m・全高2.38
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