風になろうよ!
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は雪の坂だった。
「ここで何をするの?」
私がそう訪ねると吹雪くんは坂を下り、スノボーを披露する。
「おお…!吹雪くんスノボー上手いね!!」
私が下りきった吹雪くんにそう話すと、彼はニコッと笑い話す。
「ありがとう!このスノボーこそが速くなるコツだよ!」
「どういうことなんだ?」
円堂くんは首と傾げながらアツヤくんに問う。
「つまりはスノボーでのスピード感を身体に染み込ませるんだ」
坂を登ってきた吹雪くんは私たちにもう一度ニコッとして話す。
「心配しなくても大丈夫!僕たちが教えてあげるから、みんなで風になろうよ…!」
この日から吹雪くん達による特訓が始まった。
意外にも私はコツを掴むのが早く、翌日にはある程度出来るようになった。
「うんうん!いい調子だよ天空橋さん、スノボーのセンスあるよ!」
「えへへ、そうかな?吹雪くん達のアドバイスのお陰だよ!」
そんな練習が終わった後のことだった。
ザ…ザザザ…ザーーーーーー。
「ん、なんだ?」
「多分アナウンスが流れるんだと思うよ」
吹雪くんがそう話したので耳を傾けると、流れて来た声は聞き覚えのある声だった。
『我々はエイリア学園ジェミニストームである。我々は次の破壊の場所を白恋中に決めた。時刻は3日後の15時、白恋中グラウンドだ。我々を止めたくばサッカーで示せ。示せなければその場で破壊する』
そう、流れてきたのはあのレーゼの声だったのだ。
「何だって!?白恋中を襲うだって!?」
円堂くんがそう叫ぶとアツヤくんが応える。
「へっ、ようやく北海道にもエイリア学園が来襲か…。宇宙人ごときに俺のシュートが止められるかな?」
吹雪くんはアツヤくんの言葉に笑うと話す。
「ふふふ、楽しみだね。エイリア学園のお手並み拝見かな?」
私はそんな2人の会話に驚いた。
でも何故だろう。
この2人が一緒に戦ってくれたら負ける気はしない。
「円堂くん!」
私は円堂くんに話し、スカウトを勧めた。
「そうだな!あいつらが仲間になればエイリア学園にもきっと勝てる筈だ!」
円堂くんは2人に近付き話す。
「吹雪、アツヤ!」
「「?」」
「エイリア学園を倒すにはお前たちの力が必要不可欠なんだ!俺たち地上最強イレブンの仲間になってくれないか!?」
「地上最強イレブン…?ふふっ面白そうだね!うん乗った!僕は強力するよ。アツヤは?」
「俺も兄貴が行くなら行くぜ、地上最強イレブンってのもいい響きだしな」
「本当か!?よし、このメンバーなら絶対にエイリア学園に勝てるぞ!!」
円堂くんがそう叫ぶと、アツヤくんが話す。
「まあお前ら
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