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Eipic10-A機械仕掛けの少女〜Bad Reunion〜
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た。

「みんな警戒して!」

ギン姉が先頭で壁に開いた穴へ入っていって、「うんっ!」あたし達も続く。そこはあたし達がこれまで通って来た通路と同じだったんだけど、「ガジェットの残骸の山・・・!」が広がってた。右を見ても左を見てもバラバラに砕かれてるガジェットの残骸で、どれもこれも大穴が開いてる。

「これ、たぶん砲撃によるものね」

「しかも炎熱変換が使われてますよね」

ギン姉とティアがガジェットを見てそう分析した。これはいよいよもう1人の子供が魔法を使って反撃してるのかも。あの女の子や今探してる子供が乗ってたと思われるトレーラーも、内側からの魔法攻撃で破壊されてるってギン姉が言ってたし。

『ガジェットの反応、完全に消失! 生命反応、ケースのあるポイントに到着!・・・って、あれ? 今度は生命反応も消えた!? どうなってんの!?』

アルトがかなり混乱しちゃってる。でもそんな聞き捨てならない報告で、まさか子供がガジェットと相打ちになっちゃって力尽きたのかもしれない、そんな最悪なビジョンが脳裏を過ぎった。あたしは「そんなこと・・・!」信じたくなくて、ケースのあるポイントへと先行する。

「待ってスバル!」

「独りで突っ込んじゃダメ!」

ギン姉とティアから制止の声が掛かるけど、あたしはそれを振り切った。そして狭い通路を抜けてとんでもなく広く大きな空間――調圧水槽(プール)に出た。あたしは「おーい! 助けに来たよー!」子供に聞こえるように大声を出す。

「もう! スバル、何が待ち構えているとも知れないのに突っ込むなんて危ないじゃないの!」

「あぅ〜。でもギン姉! 消えた生命反応って、もしかしたら消えかけてるって感じで、今すぐにでも処置すれば助けられるかもしれない! だから警戒して手遅れになった、なんて事にはしたくなかったんだよ・・・!」

「それはそうかもしれないけど・・・。でもだからって、助ける前にこちらが墜ちたら全てが台無しになるのよ」

「ギンガさん。とにかく今は、子供とケースを探しましょう! エリオとキャロは子供の方を探して! スバルとギンガさんはケースをお願いします!」

ティアの指示であたし達は、手分けしてケースと子供を探すことにした。エリオとキャロは「返事してー!」声を出し続けて、あたしとギン姉は足元をひたすら見ながらプール内を歩き回る。そんな中、「ケースを見つけましたー!」キャロから知らせが入った。

「了解! ケースの封印処理お願い!」

「はいっ!」

ケースは見つかった。あとは子供を発見するだけ。“マッハキャリバー”の機動力を使ってプール内を虱潰しに探そうとしたその時、「っ!?」ゾワッと悪寒が奔った。ティアが「この感覚・・・!」“クロスミラージュ”を両手に携えて
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