暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-A機械仕掛けの少女〜Bad Reunion〜
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に立たたずで次々本体に着弾、爆散してく。フリードも負けじと火炎弾を連発するものだから、「おおう・・・」まるでガジェットがゴミのようだ、状態になっちゃってる。

「次、行くわよ!」

ティアとエリオを先頭に次いでキャロ、しんがりをあたしが務めて地下を駆ける。と、前方の壁がドカーン!と大きく爆ぜた。サッと警戒態勢に入ると、「あー、驚かせちゃってごめんね」もくもくと上がる砂塵の中からそんな声が聞こえてきた。

「ギン姉!」「ギンガさん!」

「ポイントに着いちゃう前に合流できたのね、良かった」

合流ポイントのF94はまだ先だし。でも「うん!」早い段階にギン姉と合流できて良かった。そしてギン姉は「スバルの姉、ギンガ・ナカジマ陸曹です。よろしくね」エリオとキャロに微笑みながら敬礼。

「エリオ・モンディアル三等陸士です!」

「キャロ・ル・ルシエ三等陸士です!」

「「よろしくお願いします!」」

エリオとキャロはどっか緊張した風に敬礼を返した。こうしてあたし達はギン姉と一緒に“レリック”ケースの回収と、この地下のどこかに居るはずの子供を捜索することに。その道中、パレードじゃなくて最早カーニバルと化したガジェット群と接敵。
だけどティアとエリオとキャロ、それにギン姉が一緒なら、いくらガジェットが何十機と出てきても負ける気がしない。あたし達はキッチリ自分の仕事をこなして、まるで足止めしたいかのように立ちはだかるガジェットを殲滅した。

『こちらロングアーチ03!』

シャーリーさんが探しだしてくれた“レリック”のあるポイントまでもう少しの時、アルトから通信が入った。ティアが「スターズ4、どうぞ」通信に応じる。

『ポイントF92にガジェット21機と生命反応を感知! おそらくもう1人の子供だと思う! ガジェットから逃げてるみたい! 保護をお願い!』

「了解! すぐに向かいます!」

“レリック”回収より子供の安全を最優先。そういうわけであたし達はF92へ向かうんだけど、『子供とガジェットがケースのあるポイントへ移動中! なんだけど、ガジェット反応がどんどん減ってく・・・?』アルトから戸惑ってる通信が入った。

「どういうことでしょうか・・・?」

「まさかその子供が撃破した、とか・・・?」

キャロとエリオがそう言う。ティアが「カメラからの映像が無いんですか?」って訊くけど、『どれもこれもノイズばかりで・・・』何も撮れてないっぽい。とにかくあたし達は、子供とガジェットの元へと急ぐ。
あともう少しで着くというところで、「っ!?」通路の先の壁が爆発して、「ガジェット!」のV型やT型6機が飛び出して来た。と言うよりは吹っ飛ばされたって感じで、その大きな胴体にはポッカリと大穴が開いていて、パチパチと燃えて
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