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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-A機械仕掛けの少女〜Bad Reunion〜
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そしてあたしとギン姉は突撃を敢行。リボンの子はあたし達に振り向いて、足元にベルカ魔法陣を展開。さらにあたし達との間にもベルカ魔法陣を展開した。
――マナクル――
魔法陣から帯状の魔法陣が何枚と突き出して、あたし達に向かって伸びて来た。それらを高機動で回避しつつ突撃を続行。リボンの子は「邪魔・・・!」真っ向からあたし達に向かって突っ込んで来た。ギン姉と一緒に“リボルバーナックル”のカートリッジを1発ロードして、ナックルスピナーを高速回転させる。
「はぁぁぁぁぁッ!」
まずあたしの一撃を繰り出す。リボンの子はその小ささを活かしてしゃがみ込むことで躱して、あたしの腰に抱きついた。そしてまさかの「ぅわっ!?」フロント・スープレックスを掛けられた。そのまま背中から叩き付けられて「ぐへっ!」咽る。
リボンの子はそのままサマーソルトキックでギン姉の顎を狙ったけど、残念足の長さが足りなくてギン姉には届かなかった。ギン姉はそのままリボンの子の両足首を掴んで「捕まえた!」組み伏せた。
「錬鉄召喚、アルケミックチェーン!」
キャロが召喚魔法を使って召喚した鎖で、まずはリボンの子を四肢を拘束した。そしてギン姉が退いた瞬間に首から下を雁字搦めにした。エリオとキャロがあたし達のところに来て、「見つかりませんでした」悔しそうにそう言った。
「こっちも捕まえたわよ!」
ティアはダガーモードにした“クロスミラージュ”の刃を長い髪の子を首にあてがって、「ごめんね。でもこうでもしないと話してくれないでしょ」謝った。そして髪の長い子もキャロのアルケミックチェーンで拘束して、事情聴取とロングアーチへの報告をしようとしたところで・・・
――スターレンゲホイル――
頭上から魔力弾が飛んで来た。ソレが地面に着弾すると、「っぐぅぅ・・・!」すごい大きな音と強烈な閃光が発せられて、思わず目を閉じて耳を両手で塞ぐ。治まるのをジッと待って、治まったところで瞬きを繰り返しながら目を開ける。
「あ!」
髪の長い子もリボンの子もキャロのアルケミックチェーンから逃れていて、プールの出口に向かっていた。そんな2人の側には「融合騎・・・!」が居た。名前は確かアギト。ヴィータ副隊長たちの話だと、アイリ医務官の実のお姉さん。プライソン一派の1人によって記憶の改ざんを受けて、アイリ医務官のことを何も憶えてないっていう。
「ったくよ〜。ルールー、リヴィー、なんで勝手に行っちゃうかな〜。絶対にメガーヌに怒られるよ。ま、いいや。この烈火の剣精、アギト様が来たんだからもう大丈夫!」
髪の長い子をルールー、リボンの子をリヴィーと呼んだアギトが、ギラッとやる気満々な目をあたし達に向けてきた。ケースを取り返さなきゃいけないし、やっぱり戦うことになるんだ。
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