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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜トールズ士官学院制圧作戦〜後篇
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うわ〜……!本物に会えるなんて夢みたいですっ!!―――そうだ!こうしてお会いする事ができたのですから”獅子戦役”の詳しい内容を教えて下さいっ!!」

トマス教官は驚いた後興味津々な様子でリアンヌを見つめて声を上げた。

「トマス教官!今はそんなのんきな話をしている場合じゃありません!―――この際、貴女が本物の”槍の聖女”かどうかは置いて……一つだけ聞きたい。先程貴女が仰ったメンフィルがエレボニアを侵略した理由――――エレボニアに住まう民の為とはどういう意味だ!?」

トマス教官の言葉を聞いたナイトハルト少佐は眉をしかめた後リアンヌを睨んで叫んだ。そしてリアンヌはナイトハルト少佐の疑問に答える為にヴィクターやZ組の面々に説明した話をした。



「…………エレボニアに住まう民が平穏な暮らしができるように……ですか………」

「確かに今のエレボニアの状況を指摘されれば、耳の痛い話だな…………」

「今後エレボニアはどうなるのでしょう……?」

「クッ………!」

リアンヌの説明を聞いたベアトリクス教官は重々しい様子を纏い、マカロフ教官は複雑そうな表情で呟き、メアリー教官は不安そうな表情で呟き、ナイトハルト少佐は悔しそうな表情で唇を噛みしめ

「――――メンフィルがクロスベルと同盟を結び、二大国への侵略を決めたのは勿論、自らの勢力を増やす理由もありますが……だからと言って民の事は蔑ろにしたり虐げたりするつもりは一切ありません。それはクロスベルも同じ事。ヴァイスハイト陛下とギュランドロス陛下もその点に関しましては我々に約束しています。」

「………………………プリネ姫。わしからも尋ねたい事があります。」

プリネの説明を聞いたヴァンダイク学院長は目を伏せて黙り込んだ後目を見開いて静かな表情でプリネを見つめて尋ねた。

「何でしょうか。」

「……アルフィン皇女とセドリック殿下は何と仰っているのですか……?先程領邦軍の者達が貴女達によってその御身を拘束されたと言っていましたが……」

「――――セドリック殿下並びにアルフィン皇女はエレボニア帝国が滅ぶことを受け入れ……その場でクロスベル帝国に対して忠誠を誓ったそうです。」

「馬鹿な……殿下と皇女が…………」

「皇族の人達が認めてしまえば、エレボニアに住む人たちはみんな諦めちゃいますね………」

「何という事だ……!何故、お二方はそんなあっさりと決められたのだ……!?」

プリネ姫の答えを聞いたナイトハルト少佐は愕然とした表情をし、トマス教官は表情を引き攣らせながら呟き、ハインリッヒ教官は嘆いた後声を上げた。

「――――どうやら二人はエレボニア帝国がしてきたクロスベル自治州の過去、”百日戦役の真実”等を聞かされてエレボニアが滅ぶことを受
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