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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜トールズ士官学院制圧作戦〜中篇
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シャロンの言葉を聞いたプリネは厳しい表情でシャロンを見つめて尋ねた。

「はい。そこまで疑うのでしたらこの場で服を全て脱ぎましょうか?」

「………………いいでしょう。―――ただし、少しでも不穏な動きをすればわかっていますね?」

シャロンの答えを聞いて少しの間考え込み、真剣な表情でシャロンを見つめて尋ね

「承知しております。それに私とてプリネ姫達を敵に等回したくありませんわ。」

尋ねられたシャロンはスカートを摘み上げて頭を下げ

「フン、どこまで本当なんだか…………」

サラは鼻を鳴らした後ジト目でシャロンを見つめた。



「――――さてと。最初に言っておきますが私達は貴方達に危害を加えるつもりはありません。現在各部隊に分かれて校舎内にいる領邦軍の殲滅に当たっていますが…………士官学院生並びに非戦闘員や一般市民達には危害を加えないように厳命してあります。」

そしてプリネは教官達を見回した後説明をし

「…………寛大なご処置、感謝致します、プリネ姫。儂の名はヴァンダイク。この学院の学院長を務めている者です。」

説明を聞いたヴァンダイク学院長は安堵の表情になった後会釈をした。

「……貴方が……―――初めまして。プリネ・カリン・マーシルンと申します。―――これよりトリスタ並びにトールズ士官学院は我ら連合側の指揮下に入ってもらいます。」

ヴァンダイク学院長を見たプリネは若干驚いた後会釈をし、そして真剣な表情で答え

「…………………………わかりました…………ただ……できれば士官学院生達や市民達、教官達も自宅や寮に返すことを許可して頂きたい……皆、領邦軍達によって監視、監禁されていた為、疲労が溜まっています。」

「ええ、構いませんよ。学院長殿を含めた皆さんもそれぞれ自由にされて構いません。”自国領の民”に不自由をさせる訳にはいきませんし。」

ヴァンダイク学院長の話を聞いたプリネは頷いた。

「”自国領の民”ね…………」

「クッ……!戦う事もできずに敵に膝を折るとは…………!」

サラは目を細めてプリネを睨んで呟き、ナイトハルト少佐は唇を噛みしめて壁を殴った。

「あ、あの……!関係ない話なのですが一つ聞いてもよろしいでしょうか……?」

その時メアリー教官が不安そうな表情でプリネを見つめ

「?どうぞ。私に答えられる範囲ならばお答えしますが。」

「そ、その……お父様達は…………”アルトハイム家”は無事なのでしょうか……?」

「”アルトハイム家”…………ああ、”アルトハイム伯爵家”ですか。…………ええ、ご家族の方々は無事ですよ。彼らも”ハイアームズ侯爵家”の方々のように我が軍に降伏しましたから。」

「!!ああ……!空の女神(エイド
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