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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜Z組の決意〜
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〜トールズ士官学院・1年Z組〜



「ギャアアアアアアアアアアアアア―――――ッ!?」

「!?今の悲鳴は……!」

突如聞こえてきた悲鳴を聞いたアリサは驚き

「……恐らく領邦軍の連中だな。大方メンフィル兵に殺されたのだろう。」

「あわわわわわわっ!もうここまで来るなんて……!」

「エリオット、落ち着け。逆らいさえしなければ、敵とみなされる可能性は低くなる。」

ユーシスは重々しい様子を纏って呟き、エリオットは慌て、エリオットの様子を見たガイウスは忠告した。するとその時扉が開かれ―――

「…………どうやら皆、無事のようだな。」

ヴィクターが教室に入って来てアリサ達を見回して安堵の溜息を吐いた。



「父上!?」

ヴィクターを見たラウラは驚き

「じゃ、じゃあさっき兵を殺害したのは…………」

「状況から考えて”光の剣匠”だろうね〜。」

「”光の剣匠”が相手した方は哀れとしか言いようがない……」

「ああ……エレボニア帝国が誇る剣士に一般兵が勝てる訳ないな……」

不安そうな表情で呟いたエマの言葉を聞いたミリアムは静かな表情で答え、目を伏せて呟いたフィーの言葉を聞いたマキアスは重々しい様子を纏って頷いた。

「父上!何故、祖国を裏切ったのですか!?」

その時ラウラは血相を変えて尋ね

「……………………私がメンフィルに屈した理由の一つはサザーランド州を制したレグラムの町にメンフィル軍による戦艦や飛行艇の艦隊が一斉に近づき……私達に圧倒的な戦力の違いを思い知らせたのだ。そして無益な血が流れる事を嫌うプリネ姫から提案があったのだ。降伏すれば、戦を仕掛けないとな。そして新たな国―――メンフィルに忠誠を誓う証として、エレボニアを滅ぼすまで従軍し、共に戦う事。だからこそ、今私はこの場にいる。」

「!!」

ヴィクターの説明を聞いて目を見開いて息を呑んだ。

「平民達に被害を及ぼさない為にも妥当な判断だったかと思います…………」

「……いくら何でも”人”の身で戦艦や飛行艇に敵うはずがないしな…………」

「………………………」

ユーシスとガイウスは重々しい様子を纏って呟き、マキアスは複雑そうな表情で黙り込んだ。

「―――そして。もう一つの理由は仕えるべき主を見つけたからだ。」

「仕えるべき主……?」

ヴィクターが呟いた言葉を聞いたエマは不思議そうな表情をし

「――――まさか。あの女性騎士…………”槍の聖女”殿と非常に似ていた方ですか!?」

ある事に気付いたラウラは信じられない表情をして尋ねた。

「……既にお前も見たか、”あの方”を。その通りだ。」

「なっ……!?」

「う、嘘!?本当に本物の”槍
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