外伝〜Z組の決意〜
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」
「それに鉄道憲兵隊が全滅するなんて、相手はよほどの手練れ…………」
そしてヴィクターの情報を聞いたミリアムは目を伏せて呟き、マキアスは複雑そうな表情で呟き、エリオットは驚き、フィーは静かな口調で呟いた。
「!?ち、父上……!今、セドリック殿下とアルフィン皇女がバリアハートに軟禁されていると仰いましたが……まさか!?」
その時ある事に気付いたラウラは血相を変えてヴィクターを見つめ
「ああ。殿下達は既に連合側に身柄を拘束され…………お二方はエレボニア帝国が滅ぶ事を受け入れ、ヴァイスハイト陛下……いや、クロスベル帝国に忠誠を誓ったそうだ…………」
ヴィクターは重々しい様子を纏って答えた。
「そんな……皇族が……よりにもよってそのお二方がエレボニア帝国が滅ぶ事を認めてしまえば……」
「兵達も士気を失くして終わり…………」
「……まあ、貴族は敗北を受け入れるとはとても思えんな……」
「内戦を起こしたくらいなんだから、絶対ありえないよね〜……しかもその相手がクロスベルだなんて。まあ、その原因の仲間である僕が言えた権利はないけど。」
ヴィクターの答えを聞いたマキアスは信じられない表情をし、フィーは重々しい様子を纏って呟き、ガイウスは目を伏せて呟き、ミリアムは外を見つめて言った。
「……明日あたりにでもプリネ姫が学院の教官の方達を集めて今後どうなるかについて説明する事になるでしょう。少なくても貴方方や学院の方々、市民の方々に危害を加える事は一切ありませんので、そこの所は安心しておきなさい。―――行きますよ、アルゼイド子爵。」
「ハッ。…………今はまだ戦闘中だから教室に待機している事を勧める。戦闘が終わればメンフィル軍が解放するバレスタイン教官がすぐにお前達に指示を与えに来るだろう。」
そしてリアンヌがヴィクターと共の部屋を出て行った。
「……私達にできる事ってもうないのかしら……?」
二人が出て行くとアリサは静かな口調で呟き
「アリサ。気持ちはわかるが……」
「もう僕達にどうこうできる問題じゃないよ…………」
アリサの言葉を聞いたマキアスは複雑そうな表情になり、エリオットは肩を落として呟いた。
「――――だが、俺達にもできる事は必ず何かある。…………例えそれがどのような小さな事でも。」
「……そうだな…………私達はいつも自分達に出来る事を精一杯して頑張って来た。必ず何かあるはずだ。」
その時目を伏せて考え込んでいたガイウスは目を見開いて決意の表情で呟き、ガイウスに続くようにラウラも呟き
「ま、こうなったら僕も最後まで付き合うよ。もうどうせ、僕達”革命派”は終わりだしね〜。」
「フン……この俺が中途半端で投げ出す訳がなかろ
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