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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜Z組の決意〜
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器開発工場を取られた上、ザクセン鉄鉱山の資源まで使えなくなったらおしまい……」

「アリサさん…………」

続けて説明したリアンヌの話を聞いたアリサは表情を青褪めさせ、フィーは静かに呟き、エマは心配そうな表情でアリサを見つめ

「!!ゼリカさんは!?アンゼリカさんはどうなったの!?」

ある事に気付いて血相を変えて声を上げた。

「あ…………!」

「ルーレが落とされたという事はログナー侯爵家も当然滅ぼされたか降伏したかのどちらか……」

アリサの言葉を聞いたエリオットは目を見開き、フィーは静かに呟いた。

「……ログナー侯爵は討死し……アンゼリカ嬢は降伏し……敵対の意志はないと連合側に伝えた後は連合側からは解放されたそうだ。」

「よ、よかった…………」

「不幸中の幸いだな……」

ヴィクターの説明を聞いたアリサは安堵の溜息を吐き、ガイウスは静かな表情で言った。



「それと……ユーシス君。気をしっかりして聞いて欲しい事がある。」

その時ヴィクターは重々しい様子を纏ってユーシスを見つめ

「…………………兄の事ですね?」

見つめられたユーシスは真剣な表情でヴィクターを見つめて尋ねた。

「あ……………」

「バリアハートが落ちたって事はバリアハートを護っているユーシスのお兄さんは殺されたか降伏したかのどっちかだよね〜。」

二人の会話を聞いたエマは目を見開き、ミリアムはユーシスを見つめて言った。

「…………ルーファス殿はクロスベル皇帝ヴァイスハイト・ツェリンダー相手に勇敢に戦い……名誉の死を遂げられたそうだ。」

「…………………………」

「そんな…………あの人が………………」

「ユーシスさん…………」

ヴィクターの答えを聞いたユーシスは目を伏せて黙り込み、マキアスは信じられない表情をし、エマは心配そうな表情でユーシスを見つめた。

「…………兄の遺体はどうなったのですか?」

「ヴァイスハイト陛下の命により、手厚く葬られたそうだ。」

「そうですか…………わざわざ教えて頂き感謝いたします…………」

ヴィクターの説明を聞いたユーシスは若干身体を震わせながら会釈をした。

「後はミリアム君。クレア憲兵大尉もバリアハートに軟禁されているセドリック殿下とアルフィン皇女を奪還する為に鉄道憲兵隊と共にバリアハートに現れたそうだが、連合側に敗北し、鉄道憲兵隊は全滅、クレア憲兵大尉自身は捕えられたそうだ。」

「そっか……クレアちゃん、負けちゃったんだ…………オジサンの最後の頼みであるクレアちゃんも負けちゃったんじゃ、もうオジサンや僕達―――”革命派”は終わりだね〜…………」

「父さん…………」

「あのクレア大尉が…………
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