外伝〜Z組の決意〜
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の聖女”!?」
「馬鹿な……数百年前の人物だぞ!?」
「何で生きているの〜!?」
ヴィクターの答えを聞いたラウラとアリサ、ユーシスは信じられない表情をし、ミリアムは混乱し
「も、もしかして”槍の聖女”は”闇夜の眷属”なのかな??ほら、”闇夜の眷属”って長生きだって話だし……」
「……でも、それだとおかしい。”闇夜の眷属”――――異世界の種族達が現れたのは”百日戦役”時だし……」
エリオットの推測を聞いたフィーは考え込みながらエリオットの推測を否定した。
「……にわかには信じ難いが”本物”だ。直に私も剣を合わせてみてわかった…………あの方―――リアンヌ様は”人の身である限り絶対に勝てない存在”だ。私自身、防戦一方どころか、加減をされた状態で一方的に蹂躙されたからな。」
「父上が!?」
「て、手加減した状態で”光の剣匠”相手に一方的に戦うなんて…………」
「……しかしそれなら疑問も残る。何故エレボニアの英雄であった彼女がメンフィルと共にエレボニアを滅ぼす為に動いているのだ……?」
ヴィクターの説明を聞いたラウラは驚き、マキアスは口をパクパクさせ、ガイウスは考え込みながら言った。するとその時
「――――全ては民の為です。」
なんとリアンヌが教室に入って来た!
「!!」
「あ…………!」
「あ、ありえん……!レグラムの町にあった石像と瓜二つではないか!?」
「ど、どうやら本物のようですね…………」
リアンヌを見たラウラは目を見開き、ユーシスは信じられない表情をし、エマは驚きの表情で呟いた。
「フフ……数ヵ月前、我が城に巣食っていた魔物を私に代わって退治しようとした事……感謝致しますよ。」
そしてリアンヌはアリサ達を見回して微笑み
「え……?”槍の聖女”の城……?」
「何の事を言っているんだ……?」
リアンヌの言葉を聞いたエリオットとガイウスは戸惑い
「あ――――――――――――――ッ!もしかしてあの時僕達を助ける為に槍を投げて球体みたいなのを破壊してくれた人!?」
ある事を思い出したミリアムはリアンヌを指さして叫んだ。
「ローエングリン城の事か……!」
「そ、それに”槍の聖女”が持っているその槍はあの時”ノスフェラトゥ”を召喚した大元を破壊した槍と同じですね…………」
ミリアムの言葉を聞いたユーシスは目を見開き、エマは信じられない表情でリアンヌが持っている槍を見つめ
「……………………」
ラウラは呆けた表情をしていたが
「こ、こうしてお会いする事ができて光栄です、リアンヌ様!で、ですが……一体何故貴女ほどの方がメンフィルと共にエレボニアを滅ぼす為に戦っているのでしょうか……?
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