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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ラインフォルトの未来〜
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「そ、それより……今後エレボニア帝国はどうなってしまうんだ……?」

「確実に滅ぶだろう…………機甲兵やアハツェンは全く歯が立たず、ルーレが僅か数時間で落とされたのだからな…………何よりザクセン鉄鉱山を制圧されたのはあまりにも痛い………………エレボニア帝国が滅ぶのも時間の問題だろうな…………」

他の重役達はそれぞれ暗い表情をして呟いた。

「…………なんとか連合側に”ラインフォルトグループ”の兵器開発の再許可、並びに開発した兵器を買って頂く事や株主になってもらうように交渉するつもりよ。今後はエレボニア帝国はもう滅んだと仮定して、エレボニア帝国が滅んだ後の事を考えて各自行動、提案をしなさい。なお、決して連合側に失礼な態度を取らないように。今日の所はこれで解散とします。」

「了解しました!それでは失礼します!お疲れ様です、会長!」

イリーナ会長の指示に重役達はそれぞれ答えた後部屋を出て行き

(…………最悪は(アリサ)を政略結婚に使ってでもクロスベル、メンフィルと交渉する事も考えないと…………唯現在ルーレに駐屯している軍の責任者はエイフェリア元帥とリフィア殿下……二人とも女性だからその手は使えないわ……参ったわね………………)

重役たちが出て行くとイリーナ会長は表情を厳しくして考え込んでいた。



後に戦争終結後、ルーレ並びにその周辺の地域を納める領主がエイフェリアとメンフィル帝国の命令によって命じられたシュバルツァー伯爵家である事を知ったイリーナ会長はシュバルツァー伯爵家について調査した後、エイフェリア元帥とシュバルツァー伯爵の元で働くアンゼリカを通じて、シュバルツァー伯爵に”ラインフォルトグループ”の未来の為に、自分の提案に渋るシュバルツァー伯爵に何度も頼んで自分の娘であるアリサ・ラインフォルトと、既にシュバルツァー伯爵の実の娘と恋仲になっているシュバルツァー伯爵の養子の長男であるリィン・シュバルツァーとの政略結婚を前提にしたお見合いを取り付けた。…………ちなみにイリーナ会長から政略結婚の話を聞かされた際、イリーナ会長の娘であるアリサ自身は当初憤慨したが、すぐにイリーナ会長や長年仕えているメイドに事情を説明された後考え直して渋々納得し、政略結婚する為にお見合いをする事を受け入れ…………後に女性として、リィンを好きになり…………エリゼと共にリィンと結婚する事になる…………
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