外伝〜ルーレ、ザクセン鉄鉱山制圧作戦〜後篇
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜ルーレ・ログナー侯爵邸〜
「こ、侯爵閣下!駄目です!止められません!メンフィル、クロスベルの連合軍の前にはアハツェン、機甲兵共に全く歯が立たず、次々と部隊が殲滅され、都市内が次々と制圧されて行ってます!!」
「うぬぬぬぬぬぬ…………!おのれ―――――――――――――ッ!!薄汚い簒奪者共が――――――――――――――ッ!!」
”四大名門”の一つ、”ログナー侯爵家”の当主、ログナー侯爵は慌てた様子で入って来た兵士の報告を聞いて顔を真っ赤にして怒鳴った。するとその時
「報告!ザクセン鉄鉱山の守備隊が壊滅!クロスベル、メンフィルの連合軍によってザクセン鉄鉱山が制圧されました!!」
別の領邦軍の兵士が慌てた様子で入って来て報告し
「何だとっ!?」
「そんな……ザクセン鉄鉱山が落とされたら兵器の量産が…………」
報告を聞いたログナー侯爵は目を見開き、兵士は絶望した表情になった。するとその時、爆発音と共に屋敷が大きく揺れた!
「な、何だ、今のは!?」
「まさかこの屋敷を砲撃しているのか!?」
屋敷が揺れた事にログナー侯爵は混乱し、兵士は驚きの表情で声を上げた。
「報告!大変ですっ!正門が敵の兵器によって破壊され、敵部隊がこの屋敷に雪崩れ込んでいますっ!!守備隊が応戦していますが……敵の勢いがあまりにも凄まじく、このままだと長くは持ちませんっ!!」
その時別の兵士が部屋に入って来て慌てた様子で報告し
「何ッ!?」
報告を聞いたログナー侯爵は血相を変えた。
「侯爵閣下!閣下は飛行艇で脱出してくださいっ!!」
そして兵士はログナー侯爵を見つめて悲鳴に近い声で指示をし
「ぐぐぐぐぐぐ…………!仕方ないっ!!貴様らは私の護衛としてついて来いっ!!」
指示をされたログナー侯爵は顔を真っ赤にして歯軋りをしながら唸った後兵士達を睨んで指示をし
「ハッ!!」
ログナー侯爵の指示に兵士達は敬礼し
「閣下、アンゼリカ姫はいかがいたしますか!?」
ある兵士はある事に気付いて尋ねた。
「ほおっておけ!この私に逆らうような娘などいらぬっ!薄汚い簒奪者達の餌にでもしておけっ!!」
兵士の疑問を聞いたログナー侯爵は怒りの表情で叫び
「ぎょ、御意……!」
ログナー侯爵の指示に兵士は慌てた様子で敬礼した。するとその時扉が爆発し、破壊された!
「うわあっ!?」
「もうここまで来たのか!?」
それを見た兵士達は悲鳴を上げたり、驚きの表情で声を上げ
「何者だっ!!ここを”ログナー侯爵家”の当主である私の部屋と知っての狼藉かっ!?」
ログナー侯爵は爆発によって発生した煙の先を睨んで叫んだ。
「ほう?やは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ