第4話 氷河期のモジュール77
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こちらはドルシア軍の戦艦。
クリムヒルト少佐「ヴァルヴレイヴが2機も存在するなど想定外でしたね。」
カイン大佐「焦ることはない。2機出て来ようが、3機出て来ようが、いずれは我等ドルシア軍に跪く運命なのだから。」
一方、パーフェクツォン・アミーと呼ばれる特務大尉のグループは、エルエルフ、アードライ、ハーノイン、イクスアイン共に敗れていた。
しかしそのグループには、もう一人特務大尉がいた。
最年少の特務大尉でありつつ背の低い男である、クーフィアがカインの前に立った。
クーフィア「ドルシア軍特務大尉・クーフィア、出撃しまーす!」
カイン「よかろう。君の頭脳をジオールの者どもに見せつけてやれ。ブリッツン・デーゲン。」
クーフィア「ブリッツン・デーゲン。」
一方、時縞ハルト達咲森学園の生徒達は、ケーブルカーに乗っていた。
犬塚キューマは、ハルトにタブレット端末の画面を見せた。
その画面には、モジュール77の復興にどれだけの義援金が集まっているかが表示されている。
しかし突如、ケーブルカーが動かなくなり、中は電灯が切れた。
クーフィアは、モジュール77内の電力管理システムを操作していたのだ。
クーフィアが電力管理センターに来てから電力管理システムを操作するまでの間、クーフィアはモジュール77内の電力管理センターの守衛達を排除した。
特務大尉というだけに、彼ら守衛など敵でない存在。
モジュール77内に突如雪が降り始めた。
ハルト「雪…?」
ハルトとキューマは、ドアコックを使ってケーブルカーから出て、並行する非常階段を通って地下研究所の兵器格納庫に行く。
すると、兵器格納庫にこんな放送が流れた。
クーフィア「モジュール77の兵士達、元気〜?僕はドルシア軍の軍人、クーフィア。モジュール77は氷河期だよ。これからそんなモジュール77を、我等ドルシア軍が襲撃するね。」
そしてクーフィアはイデアールに乗り、多数のバッフェを率いて空襲を開始した。
ヴァルヴレイヴ2機が緊急射出された。
ヴァルヴレイヴIは、空を飛んだ。
ジオール軍軍人「地上で空を飛んではいけないというのを忘れたのかね!?」
ハルト「あんな遠くじゃ、空を飛ばないとつらいよ。地上から射撃するにしろ、当てづらいから。」
バッフェ達は、モジュール77内のかなり上空にいるのだ。
「熱に弱く、地上で空を飛ぶとあっという間にオーバーヒートする」というヴァルヴレイヴの弱点を突く作戦によってそうしているのだ。
ヴァルヴレイヴIは、鎌でバッフェを蹴散らしていく。
だがヴァルヴレイヴIは、オーバーヒートしていない。
氷河期であることによる周囲の気温の低さを利用して、機体に溜まった熱を放出していたからだ。
ハルトは、キューマと通信をする。
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