プロローグ
「これで授業を終わりにする」
授業が終わった
いつもどうり教科書と全く同じ問題を出題そして解答する、全く同じ問題なので面白味もなく少しは内容を変えて出題して欲しいものだ
そんな事を考えながら帰りの準備をする
「今日も一緒に帰ろうよ!」
幼馴染みが声をかけてくるが無視して教室を出て帰宅する
「今日も無視かい?酷いよねー、せっかく同じ学校に入れたっていうのにさ、私頑張ったんだよ?先生がお前じゃそこは無理だー何て言うから意地でも入ってやるって頑張ったんだよ?」
「興味ない」
「うっわ…興味ないとか…割りと傷つく…まぁ、ここ最近はその台詞しか聞いてないし言われ続けてるから少しだけなれてきたかな〜」
本当に興味のない事を延々と話続ける幼馴染みを無視続け、学校からそう遠くないアパートに着く幼馴染みの家はもう少し遠くの実家のためここで別れる
鞄から自分の部屋の鍵を取りだし、鍵を開け、学校の荷物を起き、私服に着替え、バイトの用意をし、外に出て、部屋の鍵閉めバイトに向かう
バイトもいたって普通のバイトで喫茶店でバイトをしている、仕事内容もいたって普通で、接客から片付けたまで全てをこなす
そして、毎回接客について怒られる「笑顔で取り組め」やら「もう少し明るく話せ」とか全くのごもっともな意見だ
いつも同じような日常でやや飽きてきているのかもしれない、日常の変化を求めてるのかも知れない
バイトが終わる頃にはすでに辺りは暗くなっており時計は九時を指していた
「お疲れさまでしたー」
店長に一言挨拶をし、家に向かう
季節は冬でかなり寒い、帰り道は電灯が少なくかなり暗く人気のない道
「はぁ…神様…もしいたら、俺にコーヒーを与えてください、温かいコーヒーを…なーんてな、こんなんで願いが叶ったら苦労しないって…」
「そんなことありませんよ?」
人気のない道で突然後ろから声がして少々驚きながらも声がした方を振り向く
すると一人の少女がこちらにコーヒーを差し出しながら微笑んでいた
「えーっと?どちら様?」
「え?えーっと…神様です!」
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