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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編  第4話「賭退(チャンス)」Cパート 前半
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(ぐわぁーーー。俺、何言ってんだーーー)
勢い良く両手で自分の頭を抱えた。
(今の絶対千載一遇のチャンスだろ。なんであんなこと言っちまったんだ。
謝ればそのまま無事に帰れたのに。どうするんだよ。絶対勝てねーよ)
天桐は頭をクシャクシャにかきながらそう心の中で叫んでいた。
(けど、やっぱ負けたくないよな。俺ってなんで、こう負けず嫌いなんだろう)
そう考えた。
(けど、このままじゃあ。アルベルト言う通り勝てねぇ)
アルベルトの言うことが事実であるそれは天桐自身分かっている。
(考えろ考えろ)
とにかく考えた。
(どんな戦車にだって弱点はあるはずだ)
頭が燃えるように熱くなっていく。
(確か、戦車について調べてた時、弱点らしいのがあったような、なかったような)
ネットで見たあるサイトのことを思い出した。
(重戦車について、確か装甲は厚いけど・・・)
「あ」
その時、天桐はあることに気付いた。
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