103部分:第十二話 ベルゼブブのカナンその四
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しかしカナンはこれについては懐疑的な様子を見せるのだった。
「私のこの技が破られたことがないのもまた事実」
「だから俺が最初になってやるって言ってんだよ」
「では。これでどうだ」
カナンの小宇宙が増してきた。その赤い小宇宙が。
「小宇宙を込めてきたってことかよ」
「そういうことだ。これならばどうだ」
「じゃあよ、こっちだってよ」
デスマスクもまた小宇宙を増してきた。
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