装甲車両解説(日本編)その1
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。基本的にその重さから特地には向いていないと判断されており、一応派遣されているがその用途は主に防衛用という悲しい扱いを受けている。
「10式戦車」(150両)
全長:9.48m
車体長:7.5m
全幅:3.24m
全高:2.30m
重量:44t(全備重量)
速度:80km/h(前進・後進速度)
行動距離:400km
主砲:44口径120mm滑腔砲(64発)
副武装:74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸/4800発) 12.7mm重機関銃M2(砲塔上面/1200発)
装甲:複合装甲(正面要部)増加装甲(砲塔側面)
エンジン:水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル
乗員:3名
10式戦車は陸上自衛隊の第4世代MBTであり、防衛省の技術研究本部(TRDI)が旧式化した74式戦車の代替車両として開発したものである。
本車は「TK-X」の試作名称で1996年度から部分試作が開始され、2002年度から全体試作が開始された。TK-Xの開発の中心となったのは、これまでの陸自MBTと同じくTRDIの第4研究所(2006年7月に陸上装備研究所に改組、神奈川県相模原市)である。TK-Xの試作・生産の主契約企業は旧軍時代から日本の戦車開発の中心を担ってきた三菱重工業で、日本製鋼所が主砲と自動装填装置、
ダイキン工業が主砲弾薬の開発を担当した。
日本を防衛するための能力を将来にわたって維持するため、
将来戦に対応できる機能・性能を有した現有戦車の後継が必要とされた。導入する戦車の条件として、C4Iシステムによる情報共有および指揮統制能力の付加、
火力・防護力・機動力の向上、全国的な配備と戦略機動のための小型軽量化が求められた。
現有戦車の改修や、
諸外国で装備されている戦車の導入も検討されたが、防衛省の政策評価書によれば次のような理由から不適当であるとされた。
・現有の74式戦車および90式戦車を改修する場合、C4Iシステムを付加するには内部スペースが足りず、設計が古いことから将来戦に求められる性能が総合的に不足する。
・諸外国の新鋭戦車を導入する場合、
いずれも90式戦車より大型で重量が約6〜12トンも重い上、
陸上自衛隊でそのまま利活用できるC4Iシステムを搭載しておらず、独自のC4Iに適合させるための改修が必要である。
以上の理由から既存の戦車の改修によって目標を達成することは困難であり、
将来の各種任務に必要な性能を満たす戦車を装備するためには新戦車の開発を行うことが適当と判断された。ただしC4Iシステムを車外に取り付けることは可能である。
10式戦車の主砲は90式戦車と同じく44口径120mm滑
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