101部分:第十二話 ベルゼブブのカナンその二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
技の名を叫ぶとそれと共にその黒い雲が動いた。そうしてデスマスクが放っていた青い燐を瞬く間に打ち消していくのであった。青と黒が相殺し合っていた。
「俺の焔を消しに来たのかよ」
「それだけではない」
カナンは冷徹な態度を崩すことなくデスマスクに対して告げた。
「それだけではな」
「そうかよ。つまりだ」
「貴様もまた気付いたようだな」
「俺の技と似てるからな」
こう述べるデスマスクだった。
「その黒い雲はよ」
「似ているか」
「つまりあれだろ?蝿だろ?」
デスマスクは笑ってカナンに告げた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ