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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜時を操る精霊龍を持つ青年の物語〜
第2話:暴れる赤薔薇の精霊龍!
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ミラダンテの提案に光太は即座に返事を返し、ジェネラローズに近付いた。
その時、
『デュエルゾーン!展開っ!』
光太とジェネラローズ、そして、ツインテールの女性は謎の光によって姿を消した。
「ん?ここは…?」
『ここは「デュエルゾーン」。簡単に説明しますと、結界みたいなものです』
「お前…もしかして、ミラダンテ…か?」
『はい』
突如、謎の光によって光太は目の前の光景に疑問に思い、それを隣で聞いたミラダンテは光太に分かりやすく説明するも、ミラダンテの姿を見て光太は一瞬、彼がミラダンテかどうか、分からなかったが、すぐに返事が返ってきたので、彼がミラダンテであることは間違いではない。
実際、カードで見た時のミラダンテの絵柄を見ると、今のミラダンテの姿は小さい。
『それよりも光太、前を見せ下さい』
「前…?っ!?」
ミラダンテのその言葉に光太は前を向くと、そこには先程町で暴れていたジェネラローズがいた。
「ミラダンテ、これは?」
『ここは「デュエルゾーン」。先程も言いましたが、ここは結界のようなもの。…ですが、この結界を解くには、どちらかがデュエマに勝つことです』
「デュエマに勝つこと…」
『はい。そして、デュエマに勝てば、彼の目を覚ませる筈です…!』
曖昧な説明だが、ようはデュエマに勝てば、暴れているジェネラローズの目を覚まし、この空間からも抜け出せ、尚且つ、町にこれ以上、被害が出ることはない、と。
「分かった。それなら、俺がアイツとデュエマする…!」
『良いのですか?自分で言うのも可笑しな話ですが、君をこのまま、もとの世界に帰すことができます。それでも、君は戦いを選ぶのですか?』
光太の決意に、ミラダンテは戦う必要もないと、そう言った。
「良いさ。どっち道、向こうに帰っても、退屈な日常を過ごすんだ。それより、
非日常
(
こっち
)
の方が色々楽しめるし、それに…俺はもう後悔したくないんだ…!」
『……分かりました。それなら私も戦います!これは私の戦いでもあります!』
光太の決意の塊に、ミラダンテは光太のデッキに入った。
「良しっ!それじゃ…」
準備が整った所で光太は気合いを入れようとした。
―――だが、
「あのー」
一人の女性の掛け声で全てが壊された。
「ここ、どこですか?」
「……えっ?」
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