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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜時を操る精霊龍を持つ青年の物語〜
第2話:暴れる赤薔薇の精霊龍!
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て、君一人じゃ、仲間を探せないのか?」

『いえ、仲間を探すことはできます。…が、問題なのは、その後です』

「その後…?」

 ミラダンテのその言葉に光太は疑問に思い、ミラダンテに問い掛けた。

『はい。実はほとんどの革命軍が皆、暴れているのです』

「何だって!?」

 ミラダンテの意外な言葉に光太は驚いてしまった。

『先程の地震も私の仲間が起こさせたものです』

「ちょっと待て!それって、まさかと思うが…!」

『その、まさか、です』

「っ!?」

 再び地震が揺れ始め、光太はミラダンテに声を掛けた。

「ミラダンテ、もしかしてこれって…?」

『はい。私の仲間が近くで暴れています!』

「場所はわかるか?」

『あなたの後ろです!』

「…えっ?」

 ミラダンテのその言葉に光太は一瞬固まった。
 そして、恐る恐る後ろを振り向くと……

「っ!?あれは…!?」

 そこには左右の胸にそれぞれ赤いバラがあり、その間に拳のような紋章があり、両手に杖のようなものを持った二足歩行の巨大な白い龍がいた。

「《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》っ!?」

 それを見た光太は見覚えがあった。
 何故なら、目の前にいるクリーチャーはミラダンテと同じ革命軍≠フ一人なのだから。

「うおおおぉぉぉぉぉっ!」

「おいおいおいおいっ!?あれ、どうするんだ、ミラダンテ!?」

 雄叫びを上げるジェネラローズを見て、光太は問いただした。

『とりあえず、安全な場所に避難して下さいっ!』

「了解!」

 ミラダンテの返事を合図に光太はこの場を離れ、近くの木に隠れた。

 その間、ジェネラローズは両手に持つ杖を振り回し、建物を切っていた。

「ん?あれは…?」

 その時、白い服に左手に杖のようなものを持ったツインテールの茶髪の女性がジェネラローズに近付こうとしていた。

『不味い!今、ジェネラローズに近付いてはいけない!』

 光太のデッキケースからこっとり、それを見たミラダンテは女性に叫ぶが、女性の耳に届く訳もなく、杖を前に出し、桃色のエネルギー弾を数発放った。

「っ!?」

 だが、彼女が放ったエネルギー弾がジェネラローズに全く効かず、それを見た光太は駆け出した。

『光太、一体何を!?』

「何って、彼女を助ける!」

『助けるって、どうやって!?』

「知るか!とりあえず、彼女を助ける!それだけだ!」

 ミラダンテの制止を強引に突き放し、光太は目一杯、力のある限り走った。

『…っ、やむを得ません。光太、このままジェネラローズに接近して下さい!後は私に任せて下さいっ!』

「わかった!」


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