外伝〜”氷”が溶ける時〜
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
いてアルフィン皇女を見つめた。
「今の悲鳴は一体何だ……?」
「ウフフ♪何となくだけど楽しくなりそうな予感ね♪ちょっと見てくるわね♪」
一方その頃クレアの悲鳴を聞いた別室にいるリウイは眉を顰め、レンは小悪魔な笑みを浮かべた後部屋を出て悲鳴が聞こえた方向に向かい
「この声…………という事は……ヴァイス…………早速”氷の乙女”に手を出したのですね…………」
「フッ。さすがはヴァイス様だ。」
「へえ?”鉄血の子供達”……それも”氷の乙女”を口説き落とすなんて、やるじゃない。」
同じように別室で兵士達に指示をしていたアルは兵士達が混乱している中、悲鳴を聞いて考え込んだ後すぐにある事を思い当たって苦笑し、ラクリールは口元に笑みを浮かべ、ファーミシルスは感心していた。
こうして…………”氷の乙女”の異名を持つクレアはヴァイスの配下兼恋人の一人となり…………後に側室の一人となった………………そしてかつて”鉄血宰相”が信を置いていた優秀な能力をヴァイス達の為に存分に奮い……さらに性格もヴァイスと付き合いだしたお蔭で若干柔らかくなった……………………そしてクレアは仕える主達が巻き起こす問題による苦労を分かち合う仲間としてリセルやエルミナと親しくなり…………さらにかつては自分と一緒の立場であったラクリールとは色々と共通する部分があり…………良好な仲となり………自分とは全く違う性格をしていながらも部下となったフランとも良好な上下関係を築いた……………なお、後にヴァイス達の行動によって苦労しているクレアの事を知った士官学院の教官を辞めて遊撃士に戻ったサラ・バレスタインは腹を抱えて『アハハハハハハハッ!あの機械女が変われば変わるものねえ!?貴女をそこまで変えた”黄金の戦王”にはある意味尊敬するわ♪』と大爆笑し…………かつては因縁があったにも関わらず飲み友達になり…………よくクレアと酒を飲みながら愚痴の言い合いをしていたという…………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ