外伝〜アルフィン皇女の決意と覚悟〜
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ル。アルフィンとセドリックは”貴賓”として扱ってくれ。」
「了解しました。」
リセルに指示をしたヴァイスはその場から去ろうとしたが
「おっと、そうだ。前金をもらうのを忘れていたな…………」
すぐに立ち止まって、アルフィン皇女の近くまで戻って、何の前触れもなくアルフィン皇女の唇を奪った!
「〜〜〜〜〜〜!!!????んんっ!?ちゅ………ちゅるる……!?」
ヴァイスに口付けをされた挙句、さらに舌をも絡めるほどの深い口付けをされたアルフィン皇女は顔を真っ赤にして混乱し
「あわわわわわわっ!?」
「ハア………………ヴァイス様……少しは場所を考えて行動してくださいよ…………」
セドリック皇子は顔を真っ赤にして慌て、リセルは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フッ。前金は確かにもらったぞ。残りの金の支払い――――お前の身体はお前が俺に惚れた時に奉げてもらおう。」
「もう………!いきなり乙女の唇を奪うなんて、紳士としてどうかと思いますわよ……?しかも今のがファーストキスだったんですからね……!」
口元に笑みを浮かべて言ったヴァイスの言葉を聞いたアルフィン皇女は真っ赤な顔で頬を膨らませてヴァイスを睨み
「いずれ俺に惚れた時、そのファーストキスも良い思い出である事に気付くだろう。」
「フフ…………とてつもない自身をお持ちですわね。そう言う所もオリヴァルトお兄様とそっくりですわ。」
そしてヴァイスの言葉を聞いたアルフィン皇女は微笑みながらヴァイスを見つめた。
「まああいつと俺は本当に色々と共通している所があるからな。―――それでは失礼する。」
アルフィン皇女の言葉に答えたヴァイスは外套を翻してその場から去って行き
「本当に強引な方………………でも…………あんな素敵な殿方になら…………この身を犯されても………………フフ…………もう…………私の心は……貴方に…………奪われてしまいましたわ………………早く……私の身体も…………奪って下さいね………………」
アルフィン皇女はヴァイスが去って行った方向を頬を赤く染め、うっとりとした表情で見つめ続けて指でキスをされた唇をなぞった後呟き
「ア、アルフィン?どうしたの??顔が真っ赤だよ??」
「全く………………生まれ変わってからさらに強力になっていませんか?ヴァイス様…………」
アルフィン皇女の様子を見たセドリック皇子は戸惑い、リセルは溜息を吐いた後疲れた表情で片手で頭を押さえた。
後にアルフィン皇女は弟共々ヴァイス達、そしてオリヴァルト皇子の教育によって立派な皇族へと育ち……ヴァイスの側室の一人となり…………黄金軍馬が誇る皇族達の一人―――――”黄金軍馬の姫君の中の姫君”として
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ