外伝〜アルフィン皇女の決意と覚悟〜
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皇女を見つめて尋ねた。
「そ、そんな……!?アルフィン!僕の事は気にする必要はないよ!もっと自分を大切にして!」
ヴァイスの説明を聞いたセドリック皇子は表情を青褪めさせて叫んだが
「セドリック、貴方は黙っていなさいっ!!」
「……………………」
アルフィン皇女の一喝を聞いて黙り込んだ。
「…………そこまでの考えには到りませんでした。しかしそれなら貴方方クロスベルにとっても丁度良いのでは?」
「何…………?」
自分を見つめて言ったアルフィン皇女の言葉を聞いたヴァイスは眉を顰め
「実際そうなれば私達エレボニア帝国…………いえ、アルノール家が長年苦しめてきたクロスベルへの”贖罪”になります。」
アルフィン皇女は身体を僅かに震わせながら寂しげな笑みを浮かべて答え
「私はどうなっても構いません………!ですから……どうか弟を…………セドリックを立派に育てて下さい……!そしてできればお父様とお母様、オリヴァルトお兄様の命を奪うのだけは止めてください…………!」
ヴァイスの正面に移動して頭を深く下げた!
「アルフィン………………」
「……………………」
アルフィンの行動を見たセドリックは呆け、リセルは複雑そうな表情で黙り込んだ。
「…………………………」
一方ヴァイスは真剣な表情でアルフィン皇女を見つめ続け
「――――その覚悟、ここで見せてもらおうか。」
「え…………」
「ヴァイス様、まさか……………」
そして立ち上がってアルフィン皇女に近づき、ヴァイスの言葉を聞いたアルフィン皇女は呆け、ヴァイスの行動を見たリセルは真剣な表情になった。
「そこまで言うならば今この場で俺に犯されても良いのだな?」
「………………どうぞ…………お好きになさって下さい…………唯できれば、せめてセドリックはこの場から遠ざけて下さい………………」
ヴァイスに見つめられたアルフィン皇女は必死に震える身体を両手で抱きしめて押さえつけ、青褪めさせながらも決意の表情でヴァイスを見つめて言った。
「アルフィン!」
「―――させません。」
それを見たセドリックは駆けだそうとしたが、リセルに拘束された!
「離して下さい!このままだとアルフィンが……!」
リセルに拘束されたセドリックは喚きながら拘束を解く為に暴れ
「――――貴方の行動はアルフィン皇女の決意と覚悟を侮辱する行為です。真に姉君を想うなら、姉君の決意と覚悟を受け止めなさい。」
「でも、でも……!」
リセルの言葉を聞いた後反論しようとしたが言葉が見つからず答えに詰まりながら涙を流して暴れていた。
「―――――セドリック。」
その時アルフィン
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