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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜帝国解放戦線の最後〜
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足は真っ二つにされ、均衡を保てなくなったシュピーゲルは地面に倒れ

「―――止めですっ!聖と魔の炎よ…………その炎を持って、大いなる虚無を焼き尽くせ……!はあぁぁぁぁっ!!魔剣奥義!双破!火炎剣!!」

その時細剣に聖と魔の炎を纏わせたプリネが細剣を2回振るった!すると聖と魔の炎が同時にシュピーゲルを襲った!

「ああああああああああああああああああっ!?熱い、熱い……!この私が身を焦がれるですって…………!?」

炎の中に包まれたシュピーゲルの操縦席にいるスカーレットは機体から伝わって来る炎の熱さに悲鳴を上げたその時!

「くふっ♪死ね。アビス・ロアー!!」

エヴリーヌは弓に番えた巨大な暗黒の魔力を纏った矢を解き放った!

「そんな……この私がこんな所で……!まだ”あの男”を仕留めていないのに……!無念……!!ゴホッ!?……………………」

自分に向けて襲い掛かって来る巨大な暗黒の矢を見たスカーレットは悔しそうな表情で叫び、そして解き放たれた矢はシュピーゲルの頭を完全に木端微塵にし、操縦席にいるスカーレットの身体に大きな風穴を開けて絶命させた!



「オラオラオラッ!とっとと潰れろやっ!?」

レーヴェとツーヤと対峙したシュピーゲルは両腕に持つ巨大な棍棒を次々と2人に向かって振るい

「ハッ!」

「フッ!」

シュピーゲルの攻撃を二人は素早い動作で回避し続けた。

「十六夜……”突”!!」

「そこだっ!!」

シュピーゲルとある程度距離を撮ったツーヤは抜刀による衝撃波を、レーヴェはクラフト――――零ストームによる衝撃波を放った。しかしシュピーゲルが展開している”リアクティブアーマー”によって防がれた!

「ハハハハハッ!さすがのお前達でも”リアクティブアーマー”の前では無力のようだなあ!?ま、嘆く事はないぜ。機甲兵を生身で破壊していた士官学院の教官共もこの”リアクティブアーマー”の前では無力だったからなあ!?」

それを見たシュピーゲルを操縦するヴァルカンは笑いながら二人に次々と攻撃をし

「ほう?”トールズ士官学院”の教官共も只者ではないようだな?確か俺の知る限りでは元A級正遊撃士―――”紫電(エクレール)のバレスタイン”が士官学院の教官になったことやかつてエレボニア帝国軍で元帥として名を馳せたヴァンダイク学院長、”死人返し(リヴァイヴァー)”のベアトリクス大佐が教官をしているのは知っていたが……フフ、中々油断できん相手だったかもしれんな、”トールズ士官学院”は。」

「まともに戦っていたら、あたし達にも被害が出ていたかもしれませんね……」

シュピーゲルの攻撃を回避し続けるレーヴェは興味深そうな表情をし、レーヴェの説明を聞いたツーヤは冷や汗をかいて苦笑し

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