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提督していない提督による騒がしい日常
幸運提督、現る
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「呉から電話?なんの用だ」
「さあ?知りませんよ、ほら電話速く変わってよ、私この人苦手だから」
呉ってあまり仲いい提督いなかった気がするんだがなぁ
「はいはい、変わりましたよ」
「あ、久保さん?僕ですよ、僕、世界一の大富豪こと本井雄馬ですよ」
あ?あぁ、あのうるせぇやつか
「それで?何のようだ、てかなんで呉にいんだよ」
「それはこの最強で天才な僕が提督として着任しただけですよ」
「お前もか?宮本も最近だったし」
「僕はもう中佐ですしね、これもやっぱ?才能ってやつですかね」
「俺はお前と同時期にはもう大佐に上がってたよ」
将官にはまったくあがれねぇけどな
俺の知ってる将官なんて...
村河ぐらいしか...ねぇ
「なんで大佐から上がらないんですか?」
「上がらないんじゃねぇ上がれねぇんだよ」
「お前と同時期にいたさ、村河奈央っていただろ?」
「村河がどうしたんですか?」
「あいつ、今の階級少将だよ」
「はい?本気で言ってます?」
「本気も何も俺に指示飛ばしてるのあいつだし」
「さすが、ラスボスとまで言われたやつですね」
いや、あいつはほんとに怖いぞぉ
「話を戻すが一体何の用だ?」
「そうですね、こちらから演習に行かせてもらっていいですか?」
「別にいいけどさ、艦娘達は大丈夫なのか?」
「大丈夫です、この天才が指揮する艦隊ですよ?負けるはずがないじゃないですか」
なんだ、こいつのこの自信、気持ち悪
「いいけど、来るなら泊まり込みか?」
「それがてきるならそれがいいです」
「わかった、演習はできるが、いつくるんだ?」
「今からです、てかもう着きました」
「は?」
突然大きな音をたててドアが勢いよく開かれる
「提督、演習やるんでしょ?てかもうお相手来てるし」
飛龍だった
「とりあえず部屋こい、以上」
はぁ、いきなりか、どうしてこんなことに
場所は変わり
第三演習場
「ここしかねぇ、我慢しろ」
「僕の艦隊の力が周りに被害を及ぼすかも知れないけど、まあいいでしょう」
「飛龍、わかってると思うが単縦陣でな、最初からフルスロットルで叩き潰せ以上だ」

戦闘開始から数分後
「どうよ!!」
「やっぱ圧勝、余裕だな」
「いや、今回は運が悪かっただけで本当は勝てますからね」
「見苦しい、てか終わったけど今回はいきなりだったから泊まり込みは無理だ、じゃあな」
「待つんだ!!」
まだなんか用あんのか?
「なんだよ、俺は執務やらなきゃいけねぇんだ、早めに済ませろ」
「大富豪で勝負しましょう、これならこっちが圧勝です」
「言ったな?飛龍、お前部屋にトランプあったろ、持ってきて」
「じゃあ、私も入れてね」
大富豪しましたぁー
「お前大貧民じゃんww」
「手札が悪かっただけですからね
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