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とある3人のデート・ア・ライブ
第十章 仮想世界
第5話 再び集まった仲間
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だ理由は納得したわ」

と、女性陣は心の中で納得していた。ここにいる女の子(佐天除く)は士道に対して好意を抱いているからだ。(琴里は隠しているが一部の人間にはバレバレである)

と。

「「おい」」

どこからか低く渋い声が聞こえた。

琴里「ん?当麻くんと一方通行どうしたの?」

琴里の言葉に男二人が少し怒り口調で話し始めた。

一方「どうしたの、じゃねェよ」

上条「今のこの子の言葉に何の疑問も無かったのかよ!?」

佐天「……それ、わたしも思いました」

士道「実は俺も……」

と、佐天と士道は同意するがどういうわけか精霊達(+折紙)は理解できていなかった。

上条「どう考えても俺と一方通行が士道のデートの対象に入ってることがおかしいだろッ!!」

『あっ………』

その言葉を聞いて、やっと二人の言いたいことが理解したようだ。

このままでは腐女子が歓喜……じゃなかった。何かおかしな方向に進んでしまうことになる。

一緒に聞いていた或守は先ほどと変わらない表情で二人に告げた。

或守「上条当麻、一方通行も五河士道と同じ役割を担ってもらいます」

上条「…………同じ役割を?」

一方「…………ってことはまさか」

或守「はい。女の子とデートをしてもらいます」

「「嘘だろッ!!?」」

或守「人数は多いほうがいいと判断したので」

「「そういう問題じゃねぇ!!」」

二人は叫んだ。

全力で。

女性陣の鼓膜が破れんばかりに。



ーーーー
ーーー
ーー


頭を抱えてしゃがみこむ上条とイライラしながらこちらに背を向けている一方通行をほっておいて本題に入った。

耶倶矢「とにかくだ。貴様が我らの愚弟を人質にし閉じ込めたのは紛れも無い事実……くくっ、今更言い逃れなど出来ぬ相談だな!」

或守「人質……対価を目的として拘束すること、ですね。私はそれを否定します。私は五河士道を拘束などしていません」

夕弦「反論。あなたはこの仮想世界を支配しています。それは士道を人質に取ったと同義です」

或守「私は現状、五河士道に対してなんの権限も使用していません」

琴里「どういうこと?貴方が私たちを呼び出したんじゃいの?」

或守「はい。私が五河士道と……ついでに上条当麻と一方通行と愛を育む人材を呼びました」

佐天「…………二人はついでなんですね」

或守「その人材は、この世界での攻略可能キャラクターとして最初から設定されていました。だから呼びかけたのです。五河士道を愛し、五河士道が愛する人材を。そして、そこのお二人も同様に……」

その単純ながら解決が難しい話にここにいる皆は何も話せずにいた。




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