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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン54 炎の幻魔と暴食の憑依
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ら、デスデュエルの影響そのものは受け付けない。だけどそれは、カードが実体化するこの世界でのデュエルによるダメージをも受け付けないという意味ではない。ダメージを受ければ痛い、それは当たり前のことだ。
 それは頭ではわかっているけれど……やはり友人が目の前で苦しむ姿というのは、何度見たって慣れるようなもんじゃない。

「苦しメ、苦しメ。おっと、UFOタートルはリクルーターだったカ?そんなものを残すわけにはいかないナ、メイン2に業火のモンスター効果を使用スル。炎属性モンスターのUFOタートルをリリースし、エンドフェイズまで攻撃力を500ポイントアップさせようカ。カードをセットシテ、ターンエンドダ」

 怨念の魂 業火 攻2200→2700→2200

三沢 LP600 手札:1
モンスター:なし
魔法・罠:補給部隊
     光の護封霊剣
ブラッド・ソウル LP1700 手札:2
モンスター:炎の精霊 イフリート(攻・1)
      怨念の魂 業火(攻・1)
      捕食植物フライ・ヘル(攻)
魔法・罠:1(伏せ)

「俺のターン、ドローだ!」

 ブラッド・ソウルが指摘した通り、すでにライフが3ケタしかない無い三沢にはこれ以上護封霊剣の効果は使えない。つまり、あの手札2枚だけでこのターンをしのがなければならないのだ。そんな絶体絶命の状況で三沢が引いたカードは……。

「マスマティシャンを守備表示で召喚し、効果発動。このカードの召喚成功時、デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地に送る。そして俺は、たった今墓地に送ったモンスター……カーボネドンの効果発動!このカードを墓地から除外し、デッキからレベル7以下のドラゴン族通常モンスターを特殊召喚する!出でよ、ダイヤモンド・ドラゴン!」

 マスマティシャン 守500
 ダイヤモンド・ドラゴン 守2800

 わずか1枚の手札からどうにかモンスターを2体並べ、ひとまず守りを固める三沢。だが、ブラッド・ソウルはそれを嘲笑う。

「守備力2800……それで壁のつもりカ?1つ教えてやるガ、フライ・ヘルは自身よりレベルの低いモンスターとバトルするときその相手を効果破壊する能力がアル。そして捕食カウンターの乗ったモンスターはレベルが1にナル、この意味が分かるカ?」
「そんな!?」

 先ほどUFOタートルにやって見せたように、フライ・ヘルには自力で相手モンスターに捕食カウンターを乗せる効果がある。つまり、タイマンかつ自分から攻め込む場合、あのモンスターに敵はいないことになってしまう。そんなのが相手となると、いくら守備力2800を誇るダイヤモンド・ドラゴンであってもその数字に意味はない。

「わかっているさそんなこと。魔法カード、七星の宝刀を発動!手札または
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