暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、戦地を駆ける
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……」

俺の親父の実家は隣町の遠見市にある。親父の実家は染物屋で、俺の着ている着物はいつもそこから調達している

「それでね…………ホラ、見てこの子。可愛いでしょ」

お袋が見せてきた携帯の画面には一匹の白い毛並みをした兎だった

「なんでも、叔父さんが山菜取りに山に行ったらこの子を見つけてね。それで…脚をケガしてたみたいだから、助けたんですって」

じいちゃんらしいと言えば……じいちゃんらしいけど……

「でも叔父さんの所で飼えないから家でひきとることにしたの」

「あぁ……そういや婆ちゃん、動物苦手なんだっけ……コイツの名前は?」

「さっきお父さんがつけたんだけど……"あずき"ちゃんだって、可愛いわね〜」

あずきって…………なんともまた…………

「それで?今コイツは何処に居るんだ?」

「それがね〜、あんたの部屋に入ってベットの上から動こうとしないのよ……」

「なんじゃそりゃ?」

半信半疑で二階に昇り、部屋の扉を開ける……

「………………」

言葉が出なかった……何故なら……

「……んみぅ」

ベットの上に居たのは兎ではなく……兎の耳と尻尾を生やした小学三年生程の白く長い髪が特徴的な一人の少女が寝息をたてながら幸せそうに眠っていた……

「お袋ーーーーーーー!!!!」

俺は思わず叫んでしまった…


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