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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜叡智の守護天使〜
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を聞いたルファディエルは微笑んだ後考え込み

「……ねえ、ロイド。これからもずっと私と一緒にいたいのかしら?」

静かな笑みを浮かべてロイドを見つめて尋ねた。

「そんなの当たり前だろ?ずっと一緒に生活してきた”家族”みたいなものだし……………………その…………この際言っちゃうけどさ…………セシル姉みたいにルファ姉にも憧れていたしさ………………」

尋ねられたロイドは頷いた後恥ずかしそうな表情で答え

(おおおおおおおおおおおおおっ!?まさか……まさか!ついにルファディエルを落とし、喰う気かっ!!)

その様子を見ていたギレゼルは興奮し

「あら…………さすがに今の言葉には驚いたわ。てっきりセシルが初恋の相手だと思ったのだけど。セシルはガイに取られたから、私に乗り換えたのかしら?」

ルファディエルは目を丸くした後からかいの表情でロイドを見つめ

「そんな訳ないだろう!?……まあ初恋の相手がセシル姉って事は否定できないけどな……ハハ…………」

見つめられたロイドは慌てた様子で答えた後苦笑した。

「フフ…………ずっと弟みたいな存在だと思っていたけど、まさかこの私が惹かれるなんてね…………この事を予想していたセシルはある意味凄いわね…………」

「へ?」

(くかかかかかかかかっ!やはりか!やはりお前もロイドに惹かれていたのかっ!!)

優しげな微笑みを浮かべて呟いたルファディエルの言葉を聞いたロイドは呆け、ギレゼルは陽気に笑った。

「………………一つだけ。一つだけずっと私が一緒に貴方を見守ってあげられる方法があるわ。」

「ほ、本当か!?だったら是非条件とか教えて欲しいんだけど…………」

そして静かな口調で言ったルファディエルの言葉を聞いたロイドは驚いた後苦笑しながらルファディエルを見つめ

「――――”守護天使”。私が貴方の”守護天使”になれば、貴方を見守り……そして”英雄”へと”昇格”させてあげることが出来るわ。」

「”英雄”………………う、うーん……なんかそう言われても戸惑うなあ………”英雄”って言ったらアリオスさんや局長達の事を真っ先に思い浮かべるし…………どう考えても俺がアリオスさん達みたいになれるとはとても思えないんだけど…………」

ルファディエルの説明を聞いたロイドは呆けた後苦笑した。

「フフ、”英雄”と言っても様々な種類があるわ。かつてのアリオスのような人々に称えられる”英雄”…………ヴァイスハイト局長達のような世界を統べる”英雄王”…………――――そして。仲間の為に世界を敵に回してでも仲間達をずっと守り続ける”英雄”。貴方にもいるでしょう?どんな者が相手であろうと絶対に守るべき仲間達が。」

「あ…………………」

ルファディエルに尋ねら
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